北海道根室市の根室交通は2024年5月1日(水)から、根室半島遊覧バス「のさっぷ号」(予約制)が今シーズンの運行を開始しました。(写真:納沙布岬から望む国後島)
道東に位置する根室半島はオホーツク海に突き出し、東西100kmに広がります。「のさっぷ号」は10月31日(木)まで運行され、根室駅前バスターミナルを出発。運行されるコースは「のさっぷ岬」と「車石・風蓮湖」があり、ガイド付きで、海岸線の自然や北方領土問題関連施設を巡ります。
「のさっぷ岬コース」は8:15出発で所要時間2時間35分。日本最東端に位置する納沙布岬を含む4カ所を巡ります。「車石・風蓮湖コース」は11:00出発で所要時間4時間30分。天然記念物の車石と北方四島交流センターを含む5カ所を訪れます。両コースを合わせた距離約100kmの1周コースも用意されています。コースに含まれる道の駅の休館日(月)は一部内容が変更されます。
乗車料金は、「のさっぷ岬コース」が大人3,800円、小人1,900円。「車石・風蓮湖コース」は大人3,600円、小人1,800円、1周コースは大人5,300円、小人2,650円。予約は根室交通ホームページで受付け。
「のさっぷ号」は始発でJR根室駅に到着後、根室半島を1周し、夕方には再びJRで帰ることも可能で、釧路と根室間のバス利用も選択可能。
バスの正式名称は正式名称は「根室半島一周北方領土問題啓発バス」です。根室市観光協会は、「バスツアーを通じて北方領土問題について考えるきっかけも提供したい」と述べています。