京都府北部エリア、通称「海の京都」では、2023年より唯一無二の地域資源を活かした4つの体験プログラムが提供されています。各プログラムは「海の京都DMO」で現在も申し込みを受け付けています。(写真:鬼伝説が残る古道ハイク)
体験プログラムは、伝統工芸や狩猟、地ビール、トレイルなどの地域資源を活用して開発されました。インバウンド向けプランのため、体験料金は8万円~13万円台と高額である一方、じっくり時間がかけて、唯一無二の体験価値を提供しています。詳細は紹介サイトを参照。
「TRACE THE TANGO UA Stool をたどる旅」では、丹後半島の与謝野町エリアにて、明治初期に創業した服地メーカーが製造する丹後ちりめんと、オーダー家具メーカーとのコラボレーションにより開発された新コンセプトの椅子「UAスツール」製作の裏側を知るとともに、参加者自身はウェルカムボード製作を体験します。
「寒山拾得(かんざじっとく)の狩猟生活入門2泊3日」では、里山の農家に民泊し、猟師と一緒に山に入り、獣の捕獲から解体など狩猟生活そのものを体験します。
「地方創生ビール職人大学校」では、丹後ブルワリーにて、国際的なクラフトビールコンペで10年連続受賞のマイスターによる指導の下、クラフトビールの製造からビジネスの開業までを学ぶ短期集中コースを提供します。
「Oni trail 古道ハイクと雲海 E-bike ライド1泊2日」では、京都府北部から日本海へ抜ける約100kmの古道が舞台です。鬼伝説が残る古いトレイルを初心者向けにアレンジした15kmのコースを、ハイキングとE-Bikeで進み、自然と歴史を満喫します。
体験プログラムの予約は海の京都DMOの公式サイトからメールで受け付け。支払いは事前のカード決済または現地での現金支払い。スマホで申し込める旅先納税を利用し、すぐ発行される返礼品の電子商品券「海の京都コイン」の利用も可能。
京都府は、2013年から人気の京都市と異なる地域性が広がる北部エリアを「海の京都」としてブランディングを開始。現在、京都市のオーバーツーリズムを避けられる旅先として売込んでいます。
DMO京都は、「プログラムは昨年今頃にリリースして現在も受け付け中。高額でも一生の思い出になる内容だと思う。混雑を避けられる海の京都に足を運んでほしい」と話します。