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栄村・野田沢集落の冬夜祭―雪城とスカイランタン、住民がもてなす幻想的な夜

 長野県栄村・野田沢集落では、2025年2月23日(日)17:00から、冬の夜祭「野田沢庭先キャンドル祭り」が開催されます。また、村内のスキー場では、3月1日(土)に雪山の斜面を活用した約1万本のキャンドルイベントが予定されています。

雪城のキャンドル(栄村野田沢集落)

 祭りの象徴は、「野田沢城」と名付けられた雪城。 架空の城として設計は集落の大工、仕上げは左官職人が担当した、芸術的な雪の建造物が披露されます。祭りの終わりには、約50基のスカイランタンが夜空を彩ります。

 

 会場では、集落の住民による温かい豚汁や甘酒が振舞われます。また、大人も子どもも楽しめる雪の滑り台を用意されています。

 

 入場料と駐車場ともに無料、開催時間は17:00~20:00。現地へのアクセスは車のみで、上信越自動車道「豊田飯山IC」から約50分、または関越自動車道「塩沢石打IC」から約1時間。

 

 祭りは2014年に開始され今年11回目の開催。野田沢集落の住民と来村者との交流イベントでしたが、ここ数年はコロナ禍の影響で村内のみで開催され、昨年は雪のために中止を余儀なくされました。

 

 栄村秋山郷観光協会は、「今年こそ、多くのお客様とともに、温かい手作り感満載のお祭りを楽しめればと思います。皆様のお越しを心よりお待ちしております」と話しています。

 

 このほか栄村では、3月1日(土)に「SAKAE CANDLE NIGHT 2025」(さかえ倶楽部スキー場)が開催されます。雪山斜面に約1万本のキャンドルが並べられ、来場者は設置、点灯に参加できます。夜には雪上花火が打ち上げられます。入場料無料、開催時間は11:00~19:30。

雪山斜面にキャンドルが並ぶ

 

 信州最北端に位置する栄村は、2011年3月12日に発生した「長野県北部地震」で最大震度6強を記録。土砂崩れや家屋倒壊が相次ぎ、804世帯2042人に避難指示が発令されるなど甚大な被害を受けました。しかし、東日本大震災に隠れる形で報道は限定的となり、「忘れられた被災地」とも呼ばれることがありました。震災から間もなく14年、栄村は復興の歩みを続けています。

 

関連サイト

栄村公式観光サイト

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