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富山県朝日町の絶景「あさひ舟川『春の四重奏』」2025年開催—景観を守るための呼びかけも

 富山県朝日町で、毎年春恒例の「あさひ舟川『春の四重奏』」が、2025年4月2日(水)~4月16日(水)に開催されます。朝日岳の残雪を背景に、桜並木、チューリップ、菜の花が鮮やかに咲き誇る奇跡の風景が広がり、春の訪れを感じさせます。

チューリップとさくらが織りなす(春の四重奏)

 春の四重奏は、近年ではJR西日本やJTBのカレンダーに採用されたり、数多くのメディアが報じるなど、注目されています。2024年度は過去最高の見学者数約11万人を記録するなど、春の風物詩としての人気スポットです。

 

 会場は朝日町舟川新の桜並木周辺で、見学は無料。ただし、1人500円の協力金や駐車場利用には1000円が必要。これらの費用は桜並木の保護やイベント運営費に充てられます。

 

 アクセスは、北陸新幹線「黒部宇奈月温泉駅」から予約制シャトルバス「あさひまちエクスプレス」で約18分。または、あいの風とやま鉄道「泊駅」からシャトルバスで約10分。車の場合、土日は会場周辺への車両進入が制限されます。

 

 春の四重奏は、桜の開花時期とチューリップ、菜の花の開花が絶妙に重なったタイミングで最も美しい景色が広がります。最新の開花情報は朝日町観光協会のSNS(InstagramFacebook)で随時公開されています。

 

 近年、人気の高まりとともに、マナーを守らない来場者の増加が課題になっています。朝日町観光協会は、「農家が管理する畑の中やあぜ道、私有地に入らないよう十分注意してほしい」とコメントしています。

朝日町

 朝日町は富山県の最東部に位置し、日本海と立山連峰に挟まれた人口約9,900人の小さな町。「春の舟川四重奏」のほか、翡翠の原石が拾える「ヒスイ海岸」、小さな集落にあり室町時代から続く茶の風習が楽しめる「バタバタ茶伝承館」などの観光スポットが人気です。

 

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