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奈良井宿・木曽平沢を結ぶ無料「重伝建周遊バス」運行開始 ― 江戸の宿場と職人の町をレトロバスで巡る

 長野県塩尻市では2025年5月10日より、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されている「奈良井宿」と「木曽平沢」を結ぶ無料シャトルバス「重伝建周遊バス」の運行が開始された。運行は11月23日までで、市と観光協会が担っている。

machinami&bus

 重伝建周遊バスは奈良井宿「権兵衛駐車場」と、木曽平沢「木曽くらしの工芸館」を結ぶルートで、1日6便(10:00~16:20)の運行。料金は無料で、立ち乗り含めた定員は22名。

 

 運行は11月23日(日)までの土日祝日が基本。なお、7月後半~8月の夏休み期間は、平日運行や土日祝の運休など運行スケジュールの変動があり、事前確認が必要()。

 

 車両はレトロ調のデザインで、一部座席には地元の木曽漆器職人が手がけた漆調の仕上げが施され、移動が伝統工芸とふれあえる時間となる。発着所となる木曽くらしの工芸館では、地元で製作された木曽漆器作品が展示されている。

 

 奈良井宿・木曽平沢へのアクセスは、東京方面からJR中央本線特急で「塩尻駅」を経由し、各駅列車で「奈良井駅」または「木曽平沢駅」で下車、徒歩。車の場合は、長野自動車道「塩尻IC」または中央自動車道「伊那IC」から、それぞれ30~40分ほど。電車も車もそれぞれ東京方面から約3時間。

 

 塩尻観光協会は、「2つの歴史的町並みを結ぶスに乗車して、江戸時代へタイムスリップしたかのような旅を体験してほしい」とPRしている。

塩尻市

塩尻市は長野県中部に位置し、奈良井宿と木曽平沢の重伝建のほか、16のワイナリー、アニメやドラマの舞台として知られる高ボッチ高原など、多彩な観光スポットがある。

 

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