新潟県の(一社)雪国観光圏等は、旅行者向け2次交通(バス・タクシー)に、JTBグループ企業が開発したMaaSアプリ「JTB MasS API Gateway」を導入し、本日から来年2月13日(日)の間、実証実験を行います。
実験の対象は、「南魚沼市」「湯沢町」「十日町市」。豪雪期のこの地域は、旅行で自家用車やレンタカー利用、2次交通に課題があります。実験で旅行者に2次交通の利用を促して、体験型観光「究極の雪国ものがたり~絶景と薬湯とにいがた清酒を愉しむ旅~」を提案しています。
対象はルートバスとタクシー
バスは、「魚沼雪里ライナー」(「越後湯沢駅」~「浦佐駅」間の6停留所)および「雪山豪雪ライナー」(「越後湯沢駅」~「まつだい駅」の4停留所)。「雪山豪雪ライナー」は金土日祝日に運行。「魚沼雪里ライナー」は年末年始(12/31・1/1)運休。「雪山豪雪ライナー」は12/28~1/4に毎日運行。
料金はいずれも大人小人同じ、魚沼雪里ライナー(500 円)、「雪里豪雪ライナー(1,000円)。松之山温泉~まつだい駅間は半額。
タクシーは、「まつだい駅」から「松之山エリア」内の指定ポイントを周遊運行する「まつだい・松之山周遊タクシー(1日4便)」および、同区間内で希望時間を予約して利用する「同AI乗り合いタクシー」。期間中、いずれも火.水は運休(祝日運行)。年末年始12/28(火)~1/4(火)は毎日運行。
アプリは、チケット購入の他、観光スポットを紹介するコーナーがあり。来年1/中旬には利用者に応じて観光スポットのレコメンド機能が加わります。また、越後湯沢温泉観光協会の松之山温泉里山ビジターセンターでアプリを掲示すると入浴剤がもらえます。
MaaS(マース)とは?
自家用車以外の交通手段の移動や観光体験までシームレスにつないで利用する概念。アプリでチケットを購入して、スマホチケットだけで複数の交通機関を乗り継げるなど。コロナ禍、非接触にも有効で各地で実証実験が行われている。