冬の東北は、ただ寒いだけではありません。澄み切った空気に包まれ、白銀の世界が広がるこの季節だからこそ出会える絶景が待っています。「寒そう…」と敬遠するのはもったいない。雪が織りなす幻想的な風景と、冬ならではの特別な旅へ出かけましょう(2022年記事を改編)(写真:秋田県「森吉山の樹氷」)
![樹氷(秋田県森吉山)](https://edbwdx9yufp.exactdn.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/5910d3572f363de8f0e2eb36eaa7dd36.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
初心者や家族連れまで受入れ体制万全な「日本三大樹氷」
日本三大樹氷とされる八甲田山(青森県)、森吉山(秋田県)、蔵王(山形県)の樹氷は、いずれも1〜2月が見頃のトップシーズンを迎えます。これらの樹氷は、いずれも「アオモリトドマツ」に形成されるため、基本的な姿に大きな違いはありません。では、どの樹氷スポットを目的地に選ぶべきでしょうか?
樹氷が広がるエリアへは、山麓からロープウェイやゴンドラが運行しており、家族連れでも安心してアクセスできます。さらに、レストハウスや長靴のレンタルも完備されているため、特別な設備がなくても楽しめます。
「それってスキー場?」と思うかもしれません。確かにスキーコースはありますが、「日本三大樹氷」は一般の観光客も多く訪れるスポットです。 ロープウェイ乗り場では、スキー板を持たない観光客が列をなしています。
■青森県「八甲田の樹氷」|荒々しい樹氷体験を堪能した後はカレーと温泉
日本百名山の一つに数えられ、冬には世界有数の豪雪地帯となる八甲田山。ここでは、迫力満点の樹氷を間近で体験できます。山麓駅から「八甲田ロープウェイ」に乗り、約10分で標高1,314mの山頂公園駅へ。冬季は9:00~15:40で、15〜20分間隔で運行しています。
![八甲田ロープウェーの樹氷観光](https://edbwdx9yufp.exactdn.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/5448fdf403ca85a536c39eef443ec282.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
天候によって姿を変える「スノーモンスター」
天気が良ければ、ロープウェイ乗車中に「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷を一望できます。しかし、霧が濃い日や吹雪の日は視界が悪く、はっきり見えないこともあります。ただし、真冬の山では珍しいことではありません。天候に左右されても、山頂公園駅に到着すれば、少し歩いた先で間近に樹氷を鑑賞できるエリアがあります。足元が不安な場合は、無料で長靴を借りることも可能です。
ただし、防寒対策は万全に。青森県東京事務所の職員は、「駅舎から外に出ると信じられないほど寒く、慌てて戻る人もいる。しっかり準備してほしい」と、自身の体験をもとに忠告しています。また、八甲田ロープウェイのスタッフによると、「ロープウェイに乗ることが目的で、駅舎の外に出ない人も多い」と言うほど、厳しい寒さのエリアです。
さらに奥へ進むと、樹氷原の間にスキーやスノーボードのコースが広がっています。地元ガイドのツアーに参加すれば、幻想的な樹氷を眺めながらの滑走も楽しめます。 ただし、「山頂からの単独行動は絶対に避けてほしい」(八甲田ロープウェイ)と念を押されます。ここは、映画「八甲田山」の舞台にもなった場所です。
樹氷の見頃は、例年1月10日頃から2月末まで。特に鑑賞期限が決まっているわけではありませんが、春が近づき晴れの日が増えると、降雪が減り樹氷が溶け始めます。また、季節風に乗って黄砂が飛来し、雪が黄色くなる頃にはシーズン終了のサインとなります。
![八甲田の樹氷観光](https://edbwdx9yufp.exactdn.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/1aecbd1839d1c06731bb2610f82af3fe.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
山麓で味わいたい一皿
現在、山麓のレストランでは3種類のカレーを提供しており、カレーへのこだわりが感じられます。一番人気は、青森県産の帆立フライを載せた「帆立カレー(1,100円)」。サクサクに揚がった帆立がのったカレーは、ぜひ味わってみたい一皿です。また、レストハウスでは地元食材を使用したさまざまな料理も提供されています。樹氷観賞の後に、温かい食事で体を温めるのもおすすめです。
樹氷観賞の後は、名湯・酸ヶ湯温泉へ
樹氷観賞を楽しんだ後は、温泉で体を温めるのもおすすめです。青森県東京事務所の職員によると、 「樹氷観光の後は、男女混浴の千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉へ。旅館ですが日帰り利用も可能です。
浴場は男女で分かれたエリアもあり、湯煙が立ち込めているため視界は限られます。湯浴み着の着用や女性専用時間帯もあるので、安心して利用できますよ」とのこと。樹氷観賞で冷えた体を、名湯でじっくり温めてみてはいかがでしょうか。
![八甲田の樹氷観光の後は_酸ヶ湯温泉](https://edbwdx9yufp.exactdn.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/91047b31074fb167453bf6e075594822.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
【ロープウェイ乗車料金】
・おとな:往復 2,200円(片道1400円)
・こども:往復 700円(片道450円)
・小学校入学前の幼児:無料
【現地アクセス】
・「JR青森駅」からJRバスで酸ヶ湯温泉駅方面に乗車して、約80分で「八甲田ロープウェイ駅前」下車。現地からバスで「酸ヶ湯温泉駅」まで約15分。
・「青森空港」からは定額タクシー(青森タクシー)が便利。「八甲田ロープウェイ駅」まで、普通車(定員4人)7,000円、ジャンボ(定員9人)9,500円。ジャンボは要予約。
関連サイト
■秋田県「森吉山の樹氷」|スマートな樹氷観光スポット
秋田県の森吉山(もりよしざん)の樹氷も「スノーモンスター」。もし、各地域で地域団体商標のような「森吉山スノーモンンスター」というような呼び名を付けたら樹氷の認知はさらに上がるでしょう。
阿仁ゴンドラで行く「森吉山の樹氷」
森吉山の樹氷観賞は、まず定員6人の「阿仁ゴンドラ」に乗り、山麓駅から標高1,167mの山頂駅へ(約20分)。山頂駅から徒歩5分で、標高1,200mに広がる樹氷群生地「樹氷平」に到着。ここでは、整備された鑑賞コースを約20分かけて一周し、間近で迫力ある樹氷を楽しめます。また、山頂駅では長靴・スノーシュー・ストックを無料でレンタルできるため、装備を整えて快適に散策が可能です。
森吉山の樹氷鑑賞期間は、2025年1月7日~3月5日までです。 ゴンドラは9:00~16:00まで連続運行しており、スキー客も多く利用しています。また、2月の毎週土曜・日曜・祝日には、キャビン付き圧雪車で行くナイトツアー「夜の樹氷観賞会(17:30~19:30間で約40分)」が実施され、(事前予約) 天候が良ければ、満天の星空と樹氷のコラボレーションを楽しめます。
![阿仁ゴンドラで向かう森吉山の樹氷](https://edbwdx9yufp.exactdn.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/de2bd641dfe01b7098a26af6098e1680.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
知名度は控えめでも、充実した受け入れ体制
「日本三大樹氷の中では知名度が低めですが、受け入れ体制は非常に整っています。期間中は山頂駅に専門スタッフが常駐し、樹氷の解説や樹氷作り体験なども。樹氷平コースでは、間近で迫力ある樹氷を楽しめます」(北秋田市観光物産協会)と話します。
【阿仁ゴンドラ乗車料金】
・おとな:往復2,000円(片道1,400円)
・こども:往復900円(片道600円)
【夜の樹氷鑑賞会 参加料金】
・おとな:4,000円
・こども:以下2,500円 ※2歳以下無料
【現地アクセス】
・「JR鷹巣駅」から秋田内陸縦貫鉄道で約60分で「阿仁合駅」下車。「阿仁合駅」から森吉山周遊集合タクシー(予約)で約30分で「阿仁スキー場」。
・「JR角館駅」から約80分で「阿仁合駅」下車。以降同上。
・「JR鷹巣駅」または「大館能代空港」から森吉山周遊集合タクシー(要予約)で約1時間30分で「阿仁スキー場」。
■山形県「蔵王の樹氷」|広大なスキーリゾートで楽しむ絶景
山形県と宮城県の県境にまたがる奥羽山脈に位置する蔵王。全国的にもよく知られています。 八甲田山、森吉山の樹氷は「スノーモンスター」と呼びました。蔵王には「アイスモンスター」という呼び名があるようで、チラシやサイトで見かけます。
![山形県「蔵王の樹氷」](https://edbwdx9yufp.exactdn.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/1aa071bf33e65e9e7ea4b016ca5797e6.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
蔵王温泉協会は、「観光協会はスノーモンスターと呼んでいる。アイスモンスターは蔵王で樹氷を研究している山形大学の柳沢教授(現名誉教授)が使っている」と話します。柳沢名誉教授は樹氷研究の第一人者で研究結果から大気汚染や地球温暖化に警笛を鳴らしています。
「スノーモンスター」と「アイスモンスター」の違いとは?
八甲田山や森吉山の樹氷は「スノーモンスター」と呼ばれていますが、蔵王では「アイスモンスター」という表現を目にすることがあります。チラシや公式サイトでも使われているこの呼称について、蔵王温泉観光協会は「アイスモンスターは、蔵王で樹氷を研究している山形大学の柳沢教授(現名誉教授)が使用している言葉」とのこと。柳沢名誉教授は樹氷研究の第一人者であり、その研究を通じて大気汚染や地球温暖化の影響にも警鐘を鳴らしています。
「アイスモンスター」は学術用語だった
山形大学の広報室を通じて柳沢名誉教授に確認したところ、「アイスモンスター」は昭和40年頃に雪氷学界で名付けられた学術用語であることが分かりました。
樹氷そのものは大正3年に自然現象として確認され、大正10年に「樹氷」という名称が定着。その後、昭和に入り「モンスター」と呼ばれるようになりましたが、戦時中はこの表現が禁止されていました。 戦後、昭和25年には「ホワイトモンスター」、昭和30年には現在使われている「スノーモンスター」という呼称が広まったそうです。こうした経緯を知る人は、地元でも少ないかもしれません。
蔵王の樹氷鑑賞|広大なスキーリゾートで楽しむ絶景
蔵王の樹氷鑑賞エリアは、蔵王温泉スキー場の一角にあります。まず、蔵王ロープウェイ(山麓線)に乗り、蔵王山麓駅から標高1,331mの樹氷高原駅へ(約7分)。 そこからさらに山頂線に乗り継ぎ、斜面に広がる樹氷を眺めながら標高1,661mの地蔵山頂駅へ(約8分)。
蔵王の樹氷観光の大きな魅力は、夜間(17:00~21:00)の樹氷鑑賞イベントです。他の地域に比べて、ナイトツアーの充実度が高いのが特徴。夜の幻想的なライトアップは特別な体験です。
![山形県「蔵王の樹氷」](https://edbwdx9yufp.exactdn.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/390aea1ccca3a2d428b3c5b8614882ec.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
![山形県「蔵王の樹氷」](https://edbwdx9yufp.exactdn.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/3b3c4413d3cb4ed247b2a36ef561329c.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
蔵王ロープウェイに聞くと、「樹氷の見頃は例年1月末から2月いっぱいです」とのこと。他の地域では1月上旬頃から見頃を迎えるのに対して、蔵王はやや遅いめなのが特徴です。
【ロープウェイ乗車料金】
<樹氷高原駅まで>
・おとな:往復2,200円(片道1100円)
・こども:往復1,100(片道600円)
【現地アクセス】
「JR山形駅」から直通バスで「蔵王温泉」(約45分)。または「山形空港」から空港シャトルライナーで「蔵王温泉」(約60分)。
■宮城県「みやぎ蔵王の樹氷」|もう一つの蔵王は東京から日帰りも可能
「蔵王の樹氷」といえば、山形県の蔵王温泉が広く知られていますが、その反対側、蔵王連峰の東側に位置する「みやぎ蔵王」にも樹氷スポットがあります。山形蔵王について聞こうと、誤って宮城県蔵王町に問い合わせたところ、「向こうは有名だけど、みやぎ蔵王には恐竜みたいな樹氷がある!」と教えてもらいました。
![やまがた蔵王の樹氷ツアー](https://edbwdx9yufp.exactdn.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/84a2570e770a4b28f1f56fd860f9cb43.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
雪上車で楽しむユニークなツアー
「みやぎ蔵王」の樹氷観光の拠点は「宮城蔵王すみかわスノーパーク」。ここでは、アトラクション要素を取り入れつつ、旅行者の限られた時間を効率的に活用できるツアーを提供しています。八甲田はロープウェイ、森吉山はゴンドラ、山形蔵王は広大なスキーリゾートのロープウェイと、それぞれ異なる移動手段を採用しています。
これらに対し、みやぎ蔵王では緑色の雪上車「ワイルドモンスター号」に乗り、専属ガイドのユーモアあふれる解説を楽しみながら樹氷原へ向かう「樹氷めぐりツアー」が、樹氷鑑賞のメインとなっています。
![やまがた蔵王の樹氷ツアー](https://edbwdx9yufp.exactdn.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/01b4f09320a3677605884fdfeb4915b6.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
東京からの旅行者におすすめなのが、「仙台駅」と「すみかわスノーパーク」を往復送迎バスで結ぶパッケージプランです。当日、仙台駅を出発(8:20)し、11:00頃から2時間ツアーを楽しんだ後、レストハウスで昼食。バスで「仙台駅」に帰る前、「遠苅田温泉」で約2時30分程度間温泉や散策を楽しんだ後、仙台駅に戻ります(18:15頃)。
なお、温泉には寄らず、16時頃までスノーパークで遊ぶプランも選択可能。スキーや雪遊びを満喫したい人にも柔軟に対応できるプランとなっています。
【樹氷めぐりツアー料金】
<スタンダード>
・おとな:5,500円~8500円(時期による)
・こども:4,500円
<デラックス>
・おとな:8,500円~11,500円(時期による)
・こども:6,500円
【樹氷号パック/遠苅田温泉無料送迎バス参加料金】
・各樹氷めぐりツアー料金+2,900円
【現地アクセス】
・「JR仙台駅」から送迎バスで約2時間10分で「すみかわスノーパーク」。
関連サイト
秋田県&岩手県「八幡平の樹氷」|一般観光客受け入れ不可
これまで「日本三大樹氷」とを紹介してきましたが、ここで第4の樹氷として秋田県と岩手県にまたがる八幡平(はちまんたい)を紹介します。その存在を知るきっかけになったのは、蔵王町の職員のひと言。「八幡平にも恐竜のような樹氷がありますよ。でも、立ち入るのは大変です」 と言います。
八幡平の樹氷が三大樹氷と決定的に異なるのは、一般観光客を受け入れない過酷なロケーションにあること。「日本三大樹氷」のように、山麓からロープウェイやゴンドラはなく、気軽に訪れられません。
秋田県側からのアクセス|遭難に危険も歩く人を選ぶ険しさ
秋田側から向かう場合は、まず八幡平スキー場のリフトでゲレンデを上り、そこからさらに約5kmの雪山を歩いてようやく樹氷原にたどり着きます。管理者の自然公園財団八幡平支部によると、「片道3時間はかかる」とのこと。それでも天界を目指したいなら、同団体のツアーに参加するか、地元ガイドの同行が必須となります。
「2月になると、山岳会がコース上にリボンをつけた竹の棒を立てる。そのルートを外れると危険です。天気が良ければラッキーで、ホワイトアウトになればリボンすら見えなくなります」(自然公園財団八幡平支部 )と言います。厳しい環境の中でしか出会えない、神秘的な八幡平の樹氷。その姿を目にするには、十分な準備と覚悟が必要です。
岩手県側からのアクセス|ツアーやガイド同行が必須
岩手県側からも八幡平の樹氷を目指すことは可能ですが、ツアー参加や地元ガイドの同行が必須です。 ルートは、安比高原から車で行ける地点まで進み、そこから雪上車に乗り換えて移動。雪上車で進めるところまで行った後、徒歩で雪山を登り、樹氷原を目指します。なお、安比高原自然学校では、朝7時に出発し、16時頃に戻るツアーvを実施しています。また、八幡平市観光協会では山岳ガイドの紹介も行っています。
【現地アクセス】
<秋田八幡平>
・東北自動車道「鹿角八幡平IC」から約30分。
<岩手八幡平>
・「岩手花巻空港」から予約バスで「安比高原」へ(約1時間20分)。
・「大館能代空港」から予約バスで「安比高原」へ(約1時間40分)。
・「JR盛岡駅」から路線バスで「安比高原」へ(約1時間)。
■蔵王の樹氷|温暖化の影響で樹氷が消滅の危機に
蔵王の「アオモリトドマツ」は、2013年と2016年に発生した虫害により木が痩せ細り、樹林が減少しています。山形大学の研究では、この虫害の原因は地球温暖化にあるとされ、今世紀末には樹氷が完全に姿を消す可能性があると予測されています。
蔵王温泉観光協会は、 「観光客は樹氷原を見て驚きますが、地元の人間からすると明らかに樹氷が減少しています。観光を楽しむだけでなく、樹氷が消滅の危機に瀕していることも知ってほしい」と話します。
壮大な冬の絶景も、将来は失われてしまうかもしれません。樹氷を守るために、温暖化の影響を知り、環境問題への関心を高めることがますます重要になっています。
中国人観光客が急増|観光公害への懸念も
現在、蔵王には多くの中国人観光客が訪れています。自国にある万里の長城やその他の中国国内の貴重な観光資源をも、大量の観光客による影響で劣化が進んでいると指摘されます。日本においても、訪日観光客が無責任な行動をとることで貴重な自然や文化財が損なわれないよう、適切なマナーの周知や保護策が求められます。樹氷という貴重な日本の宝が、未来の世代にも守られることを願うばかりです。