「鶏飯(けいはん)」は、ほぐした鶏肉、干ししいたけ、錦糸卵、パパイヤの味噌漬け、みかんの皮などを白ごはんの上にのせ、鶏ガラのスープをかけて食べる、奄美地域を本場とする鹿児島県の郷土料理です。(写真:農林水産省「うちの郷土料理」・鹿児島県)
鶏飯は、薩摩藩の支配下にあった時代に、役人をもてなすために作られたのが始まりとされています。かつては、鶏肉を使った炊き込みご飯が主流でしたが、昭和時代にスープをかけるスタイルが定着しました。
鶏ガラから取ったスープは、コクがあり栄養満点で、祝い事やもてなしの場でよく作られます。作り方は、鶏ガラと生姜でスープを作り、鶏肉や具材を盛り付け、スープをたっぷりかけていただきます。ごはんは少なめに、さらさらと食べるのが特徴です。
本場の奄美地方はもちろん、鹿児島本土でも専門店が多数あり、各店で異なるアレンジを楽しめます。
■「鶏飯」を食べに!
地域:奄美地方・鹿児島市
季節:通年
食事処:
<奄美大島>
・鶏飯専門店「けいはん ひさ倉」1,210円
・鶏飯専門店「元祖鶏飯みなとや」1,100円
–>奄美群島観光物産協会スタッフおすすめ。
<鹿児島市>
・シルクイン鹿児島内「HANAN CAFE」850円~
・奄美の里内「花ん華」1,800円
–>鹿児島県観光課スタッフの案内からセレクト。
※食事処では諸事情により提供が難しい日もあります。事前にお問い合わせいただくことをおすすめします。 |