新潟県佐渡島のTOKIレンタカーは、観光客向けに二酸化炭素を排出しない「電動トライク(3輪バイク)」のレンタルを、2023年4月に入り始めました。(写真: 佐和田海水浴場桟橋)
電動トライクは前1輪、後2輪の3輪で、全長2m幅1m。車体の色は青と緑の2種。最高速度は40キロほどで、普通自動車免許(AT限定可)で運転できます。車両は小回りが利き、島の小さな道や坂道、海岸線など走行しやすい仕様です。
導入期は観光客の多い両津・相川・小木の営業所に各2台配置の予定。現在(4/6)は両津で借りられ、「GW前に他の2か所にも配置したい」(TOKIレンタカー)と話します。
料金は2時間3300円(超過1時間1100円)、1日(24時間)6600円。利用中、電力が消耗した場合、利用者が給電(家庭用100V)する必要があります。基本的に時間単位の利用が推奨されています。現在の申込はTOKIレンタカー本店(八幡)に連絡、今後、営業拠点でも受け付けする予定。
電動トライクは山梨県の㈱アクセスが開発した「LAVITA」という車両。
今回の導入経緯は、「佐渡市が国から脱炭素先行地域に選ばれていて、環境負荷の少ない電動車を探していた」と言います。同社はLAVITAの車両販売も開始しました。
TOKIレンタカーは、「電動トライクは普通車で行けない場所を通れるので、新しい島の魅力を発見してほしい」と言います。