共立メンテナンスが運営する全国ホテルブランドの「ドーミーイン」と「共立リゾート」が、身体の手術痕などが気になる人が安心して大浴場を利用できるよう、「専用入浴着」の普及に力をいれています。
専用入浴着は、乳がんや皮膚移植の手術などの手術痕を覆い、気兼ねなく入浴できるように開発・製造された入浴専用の肌着です。「ドーミーイン」と「共立メンテナンス」の全131施設では、今年3月から女性大浴場内で利用可能な専用入浴着を各施設2着ずつ、計262着設置し、その後、400着の追加配備が行われました。
ホテルでは、女性大浴場に「専用入浴着歓迎」のポスターを掲出し、宿泊者への啓蒙を展開しています。また、ホテルフロントで入浴着(使い捨て・ワンピース)を無料提供し、専用入浴着を利用できる環境を整えています。今後、入浴着の販売も予定しています。
共立メンテナスが専用入浴着の普及に力を入れ始めたのは、ホテル利用者から「手術痕を気にせず大浴場に入りたい。専用入浴着の利用OKの案内を出してほしい」という声が寄せられて。
専用入浴着都内の商社GSIクレオスが開発した製品。着脱しやすく、お湯の中で浮かびにくいのが特徴です。