北海道厚岸町の観光協会は昨日、2023年10月開催予定だった「第61回 あっけし牡蠣まつり」を、11月18日(土)・19日(日)に延期して開催することを発表しました。(写真提供: 厚岸観光協会)
延期の理由は、夏の猛暑の影響を受けてカキの身入りが不十分だからです。厚岸のカキ養殖は、年間を通して厚岸湖と厚岸湾で水温の低い方に移動させながら、成長させています。例年夏場に産卵を終えたカキは、その後、プランクトンを摂取し、成長しますが、今夏は猛暑で水温が高くプランクトンが不足したことで、カキの身の成長が遅れています。
「あっけし牡蠣まつり」は今年で61回目の開催。会場の子野日公園では、カキやアサリなどの海産物を販売する出店が並びます。また、焼き台の貸し出し(有料)もあり、手ぶらで参加できます。入場および駐車場(1,300台)は無料。なお、期間中の催しや開催時間は再調整しているところです。会場へのアクセスは、JR「花咲線厚岸駅」からバスで約20分。
厚岸町は北海道の南東部に位置し、厚岸霧田布昆布森国定公園内にあります。町名はアイヌ語で、「かきの多い所」を意味する「アッケシ」が由来。道内有数のカキの産地で、年間通じて生カキを楽しめます。
厚岸観光協会は、「11月は気温もぐっと下がり、カキのおいしさ増す時期。是非、厚岸のおいしいカキを堪能してほしい」とPRしています。