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京都市、次の手は「観光特急バス」導入|観光の分散提案と共に

 京都市は、訪日外国人旅行者の増加による、市バスの混雑問題の対策として、2024年6月1日(土)より、土日祝日に京都駅と東山エリアを結ぶ、新しい2路線の「観光特急バス」の年間運行を開始します。

鴨川と四条大橋と京都市バス

 京都市は、「観光特急バス」によって、市民と観光客の間で公共交通機関が分離され、混雑の混和を目指しています。「観光特急バス」の2路線は京都駅と観光客が集まる東山エリアを結びます。1本は京都駅から五条坂(清水寺)を直結する「EX101」(1日16本)、もう1本は京都駅から五条坂(同)、祇園、平安神宮、銀閣寺を経由する「EX100」(同24本)。これにより、京都駅から銀閣寺まで通常の市バスより約20分の時間短縮が見込まれます。

 

 運賃は大人500円、小人250円で、通常の市バス運賃(大人230円、小人120円)の約2倍に設定されています。

 

 京都市は、コロナ禍が終わりを迎えると同時に、再び表面化したオーバーツーリズムに対処するため、「観光特急バス」の運行を開始します。また、市は観光の「時期」「時間」「場所」の分散を促す提案を強化するなど、オーバーツーリズム問題の緩和に取り組んでいます。

 

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