山梨県は、2024年7月1日(月)~9月10日(火)の間、富士山5合目の吉田ルート入口にゲートを設置し、1人あたり2000円の通行料を徴収すると今日正式に発表しました。同時に1日の登山者数を最大4000人に制限し、16:00~翌朝3:00まで通行規制を実施します。(写真提供:山梨県)
この新規則は、今年3月4日に山梨県議会全会一致で承認されました。コロナ禍後の昨年の富士山登山シーズン中には、多くの登山者が夜間に訪れ、山頂付近での混雑が問題となりました。特に、山小屋を利用せず夜通しで山頂を目指す弾丸登山者が増加し、これに対処するための措置が必要とされました。環境省によると、昨年の富士山登山者は約22万人で、その約60%が吉田ルートを利用していました。
5合目のゲートでは、弾丸登山や混雑を避けるために通行規制が行われます。徴収された通行料は、自然保護や安全管理、外国人登山者向けの通訳サービスなどに利用される予定。登山者は、任意で徴収されている富士山保全協力金1000円と合わせて、最大で1人あたり3000円が必要になります。
通行の規制時間は16:00から翌朝3:00までで、登山者数の上限は1日当たり4000人ですが、山小屋宿泊者はこの制限の対象外です。
山梨県富士山保全・観光エコスステム推進監は、「登山規制について、関係者、報道機関、登山者の方々には周知に協力してほしい」と伝えています。予約システムなど具体的な規制の詳細は、今後、富士登山公式サイトで随時発表される予定です。
富士山は2013年に世界文化遺産に登録されて以降、特に訪日外国人登山客の急増により、登山シーズン中のオーバーツーリズム対策が喫緊の課題となっています。