山梨県では2024年5月20日(月)午前10時より、今夏の富士山の吉田ルートの登山で、オンラインの通行予約システムを開始します。予約システムの利用は山小屋での宿泊予約者を除きます。(写真提供:山梨県)
夏の富士登山は7月1日に始まります。登山の予約は富士登山オフィシャルサイトから辿れる予約システムから行います。予約完了後、クレジットカードまたはQRコードで通行料を支払い、QRコード付きのメールが届きます。登山当日は、吉田口の五合目の受付端末でQRコードをかざし、配布されるリストバンドを着用することで通行が認められます。
予約は登山前日の23:59まで受け付け、代表者1回の処理で最大100人分の決済が可能です。なお、登山者が任意で支払う1000円の富士山保全協力金も同時決済ができます。なお、事前予約枠は1日3,000人で、当日は現地受付で1,000人分が確保されています。
山梨県は今年4月、今夏の富士登山シーズン(7月1日~9月10日)において、富士山吉田ルートの利用者から2000円の通行料を徴収し、1日の登山者数の上限を4000人とし、午後4時から翌午前3時まではゲートを閉鎖することを発表しました。
これらの対策は、昨夏、訪日外国人によるオーバーツーリズムや、山小屋を予約しない弾丸登山者(夜間登山)が増加し、さまざまな問題が発生していました。