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国連のベストツーリズムビレッジに「山形県西川町」と「鹿児島県天城町」が選出

 2024年11月14日、国連世界観光機関(UNWTO)が主催する農村観光の優良地域を認定する「ベストツーリズムビレッジ(BTV)」に、山形県西川町と鹿児島県天城町が選ばれました。(写真:ナイトツアーで出会えるアマミノクロウサギ/天城町©denpaku)

アマミノクロウサギ

 2024年のベストツーリズムビレッジでは、世界260以上の応募地域から55地域が選出され、持続可能な観光地としての価値が評価されました。

 

 今回、日本から山形県西川町と鹿児島県天城町が新たに認定され、これまでの北海道ニセコ町、京都府南丹市美山町、北海道北海道美瑛町、宮城県奥松島地区、長野県白馬村、岐阜県白川村に加わり、国内の認定地域は合計8地域となりました。

山形県西川町

 西川町は山岳信仰の聖地「月山」の麓に広がる町で、文化的な資源と自然の美しさが魅力で、夏の登山や冬のアクティビティが観光の柱。西川町は「従来立ち入れなかった場所へのアクセスなど、観光事業者による新たな観光コンテンツの開発を支援したい」としています。

雪化粧の月山
山岳信仰の聖地「月山」
岩根沢三山神社
信仰の拠点「岩根沢三山神社」(©月山朝日観光協会)

鹿児島県天城町

 天城町は奄美諸島の徳之島北西部に位置し、世界自然遺産にも登録されている豊かな自然環境が特徴で、農業を基盤とし、「ユイ(結い)」の精神が息づく地域連携が強み。天城町は「観光資源の磨き上げやエコツアーガイドの育成するなど行い、生活に根差した観光を提案したい」と意欲を示しています。

2頭の闘牛
牛との共生文化「松原闘牛場」(©denpaku)
海の奇石の風景
隆起サンゴ礁「犬の門蓋」(©denpaku)

 

 認定を受けた地域は、UN Tourismの支援により国際的な認知度が高まることが期待されます。また、国内では観光庁の補助事業での優遇措置が適用されます。

 

 なお、今後の認定を目指ざす「アップグレードプログラム」には、新潟県山古志村と福井県白山地区が選ばれています。

 

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