次世代クレジットカード「ナッジ」(東京都)と、フラワー長井線を運行する山形鉄道が提携し、2024年12月13日から、推し活を応援する新しいクレジットカード「山形鉄道カード」(VISA)の発行を開始しました。
「山形鉄道カード」は、地方鉄道として初めての試みで、日常のカード利用額の一部が山形鉄道の運営資金として還元されます。なお、ユーザーに追加の負担はなく、還元額はナッジとVISAの手数料から賄われています。
さらに、山形鉄道が運行する「フラワー長井線」を象徴するデザインや、累計決済金額に応じた特別なデジタルコンテンツなどの特典が提供されます。
カードの申し込みは、ナッジ専用アプリから。まず、対象の「山形鉄道クラブ」に入会し、その後、カードデザインを選択して申し込む流れ。カードデザインは、発行費用が3,000円の「山形鉄道オリジナルデザイン」と、発行費用無料の「アプリオリジナルデザイン」がから選べます。
審査は申し込み翌日から4営業日程度で完了し、審査通過後は速やかに、カードが発送されます。カードはVISAタッチ決済に対応。スマホ決済は現状未対応で、将来的に計画されています。その他のカード機能はナッジ公式サイトを参照。
「山形鉄道カード」の発行を記念して現在、200名限定で、山形鉄道オリジナルのクレジットカードが発行費用1,000円で申し込めるキャンペーンが実施されています。
山形鉄道は、山形県や沿線自治体などの出資により1988年に設立されました。「フラワー長井線」(赤湯駅~荒砥駅)を運行しており、その名称は沿線に点在する花の名所に由来しています。
今回の取り組みについて、山形鉄道の社長は「皆様の日常のお買い物を通じて応援の輪を広げ、今後も運行を続けていきたい」とコメントしました。また、ナッジの広報担当者は「関係者とのご縁が今回の企画実現につながった。今後も提携の輪を広げ、鉄道ファンと共に地方鉄道を支援していきたい」と述べています。