2025年2月12日、大阪万博の開幕まで60日を迎え、経済産業省で万博に関する会議が開かれました。その際、参加者席に、万博キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみが置かれていたことが報じられ、SNSで話題になりました。(写真提供:経済産業省)
![会議と大阪万博キャラクター「ミャクミャク」](https://edbwdx9yufp.exactdn.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/P2121014.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
会議では、「前売りチケット」の販売が伸び悩む状況を受けて、武藤経済産業大臣が「多くの人がチケットを入手しやすい環境整備が急務」と発言。コンビニで販売中の「紙チケット」の販促や、吉村大阪府知事が求める「当日券」の導入についての対応を求められました
この会議には経産省の幹部およそ30人が出席。それぞれの席には、大阪万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみが置かれました。会議後、TBSが「ミャクミャクが約30匹も…!」と報じました。SNSユーザーからは、「おじさんばかり30匹」「万博の未来を決めるのがこの顔ぶれ?」のような、参加者を批判するコメントが目立ちました。
また、「30匹」の表記に対し、「ミャクミャクを匹で数えるのはおかしいのでは?」といった指摘もありました。経産省担当者によると、「ミャクミャクは、神様という設定のため、本来数える単位はない」「会議で設置されたのはぬいぐるみで、正確にはミャクミャクのぬいぐるみ32体」が正しい伝え方と説明します。
なお、TBSは報道前に経産省へ確認の電話を入れていましたが、担当者が不在でした。経産省担当者は、「確認が取れないまま『30匹』と報道されたようだ」と話します。
今回の会議を報じた経産省記者クラブ所属メディアは、TBSのみで、報道枠は番組ではなく米国ブルームバーグニュースと連携するWebニュース「TBS CROSS DIG」のみと推測され(編集部調査)、やや違和感のある報道でした。