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北海道・紋別港のガリンコ号Ⅱ、28年間の最後の雄姿 今季限りの流氷クルーズ(3月9日まで)

 北海道紋別市では、2025年の流氷シーズンが到来し、観光砕氷船「ガリンコ号」による流氷クルーズが運行中です。今シーズンは、「ガリンコ号Ⅱ」のラストクルーズとなり、3月9日(日)をもって引退が決まっています。

流氷とガリンコ号Ⅱ号

 「ガリンコ号Ⅱ」は、1997年1月に就航し、28年間にわたり流氷クルーズを支えてきました。赤い船体と巨大なスクリューが特徴の小型船で、海面近くで流氷を砕きながらオホーツク海を進む迫力満点のクルーズを楽しめます。

 

 現在は、「ガリンコ号Ⅱ」と最新型の「ガリンコ号Ⅲ」の2隻が運航されていますが、来シーズンからは「ガリンコ号Ⅲ」のみでの運航される予定。「ガリンコ号Ⅱ」引退後の処遇は未定です。1987年に就航した初代「ガリンコ号Ⅰ」は1996年に引退し、現在は紋別海洋公園内に展示されています。

 

 流氷クルーズは、紋別港の「オホーツク・ガリンコタワー」から出航し、毎日早朝から夕方まで運航しています。2月の運航スケジュールは、1日最大12便(うち「ガリンコ号Ⅱ」は4便)、3月は1日最大9便(うち「ガリンコ号Ⅱ」は4便)を予定。「ガリンコ号Ⅱ」は3月9日まで運航し、水曜日は休業です。

 

 「ガリンコ号Ⅲ」は3月末日まで運航予定ですが、流氷の接岸が楽しめるのは例年3月初旬が目安。

 

 乗船料金(事前予約価格)は 大人(中学生以上)3,600円~、小学生1,800円~。幼児無料。天候や流氷の状況により運航時間が変動します。

 

 流氷クルーズでは、目の前に広がる流氷の迫力を体感できるほか、オオワシやアザラシなどの野生動物に出会えるチャンスもあります。 晴れた日には、青い海と白い氷が織りなす絶景が広がり、特に朝日や夕日に照らされた流氷は幻想的な美しさを放ちます。

 

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