よい旅ニュース通信  ~日本のすみずみを旅先に。~

menu
  • Instagram
  • Twitter
  • Facebook

春の越後妻有でアート旅を楽しむ 「越後妻有の春2025」4月16日から開幕-自然・食・住民とふれあう里山体験も

 新潟県十日町市・津南町を舞台にした芸術祭「大地の芸術祭」の春プログラム「越後妻有の春2025」が、2025年4月26日(土)に開幕。大自然とアートが融合する越後妻有の各所で、展覧会や体験型イベントが7月18日(金)まで展開される。

自然の中にアート(大地の芸術祭 越後妻里の春2025)

 「越後妻有の春」は、雪解けとともに目覚める春の里山を舞台に、アート鑑賞に加え、山菜グルメや地元住民との交流を楽しみ体験プログラムがある。通年公開されている施設に加え、会期限定で公開される展示施設や特別企画、オフィシャルツアーも実施される。
越後妻有(えちごつまりは)は、大地の芸術祭の始まりに生まれた、十日町市と津南町をしめす名称。

 

 代表的な施設である、「越後妻有里山現代美術館 MonET」 では、企画展「無色の人」が1月から好評を受けて会期延長され、春会期中も鑑賞可能。

 

 まつだい「農舞台」フィールドミュージアムでは、山菜採取や料理体験、里山散策など、自然と味覚を体験できる多彩なプログラムを提供する。里山食堂「山菜ビュッフェ」では、採れたての山菜をはじめ、地元食材を生かした料理が楽しめる。

 

 春会期中限定で公開されるアート施設も充実している。たとえば「絵本と木の実の美術館」や「うぶすなの家」では、アートと食文化が交差する展示や体験プログラムを提供。地域の暮らしや風景そのものを舞台とした芸術体験が広がる。

体育館の中のアート作品(絵本と木の実の美術館)
絵本と木の実の美術館(photo-秋元茂)
山菜料理(里山食堂・山菜ビュッフェ)
【里山食堂】山菜ビュッフェ(大人2500円・小学生1000円・幼児500円)
古民家の前に並ぶおばさん(うぶすなの家・大地の芸術祭)
うぶすなの家(Photo Nakamura Osamu)

 

 「大地の芸術祭」では、単なるアート鑑賞にとどまらず、地域住民との交流や手仕事体験などを組み合わせたプログラムが多く用意されているのが特徴。参加料金は、各施設の鑑賞料や体験プログラムによる。詳細は公式サイト

 

 「大地の芸術祭」は3年に一度のトリエンナーレ方式で開催されているが、現在では毎年通年で、「越後妻有の春2025」のような季節のプログラムが展開されている。

 

 越後妻有エリアへは、東京駅から上越新幹線「越後湯沢駅」で乗り換え、ほくほく線で「十日町駅」へ(約40分)。現地では、訪れる施設や地域によって、バスツアーをはじめ、鉄道、車、レンタサイクルなどで移動する。

 

 「大地の芸術祭の里」総合案内所は、「春の越後妻有は、ここでしか体験できないプログラムがたくさんあります。皆さまのご来場をお待ちしています」と来場を呼びかけている。

 

 今年2025年は、国内を代表する地域芸術祭「瀬戸内国際芸術祭」が開催される。今後、本格的な春の訪れとともに、日本各地でアートと自然、地域文化が交差する旅が楽しめる。

 

関連記事