滋賀県は、現在全国公開中の映画「花まんま」のロケ地を紹介する「鉄道で巡る滋賀ロケ地マップ」を制作し、県内の観光案内所や道の駅などで無料配布を開始した。物語の重要な舞台となった彦根エリアの風景や文化を体感するロケ旅を提案している。

ロケ地マップでは、彦根駅や彦根港、醒井宿、近江鉄道・高宮駅、日野駅など、映画の舞台となった県内8カ所のロケ地を掲載。さらに、ロケ地巡りの途中に立ち寄れる周辺観光スポットを紹介している。
映画「花まんま」(前田哲監督)は、第133回(2005年)直木賞を受賞した朱川湊人の小説を原作とするヒューマンドラマ。兄妹の深い絆と、封印された記憶をめぐる物語が描かれている。兄・俊樹を演じるのは鈴木亮平、妹・フミ子役には有村架純。いずれも関西出身の俳優で、ほかにも多くの関西出身者が出演している。

前田哲監督による特別インタビュー動画もYouTubeで公開されており、映画に込めた思いや滋賀の魅力について語っている。
映画のロケ支援行った滋賀県ロケーションオフィスは、「作品の感動をそのまま現地で感じてほしい」とPR。なお、近江鉄道では、ロケ地巡りにも便利な1日乗り放題乗車券を、金土日祝日限定で販売(大人900円・小人450円)している。