生物多様性をテーマに“いきものクッキー”を手がけるクリマロ(三重県)は、2025年6月16日(月)の「ウミガメの日」にあわせ、沖縄県竹富町・黒島の「黒島研究所」と連携し、限定商品を発売する。

今回のコラボレーションでは、日本近海で確認されているウミガメ6種をモチーフに、種ごとの姿や特徴を再現した全10種のクッキーを制作。甲羅の模様、くちばしの形、泳ぐ姿勢など細部にこだわり、海中ですみ分けながら共存するウミガメの多様性を表現した。
さらに、ウミガメの性別がふ化時の温度によって決まるという生態にも着目。近年は、気候変動の影響で、温暖化が進みメスの個体が多く増加している。これを受け、クッキーの構成は、「メス多め」にするなど、気候変動と生物多様性の関係を伝えている。
クッキーの価格は600円~。クリマロの店頭や公式オンラインショップ、黒島研究所で販売される。
1975年設立の黒島研究所は、アオウミガメを中心とした調査・保護に取り組むほか、博物館・水族館としても開館しており、観光客にも開かれた施設となっている。入館料は500円、開館時間は9:00〜17:00(年中無休)。
黒島の海岸は、アカウミガメ・アオウミガメ・タイマイの3種が産卵に訪れる。5月~8月にかけて、黒島研究所では産卵観察ナイトガイドも実施している。
黒島へのアクセスは、石垣港離島ターミナルから高速船で黒島港まで約30分。港から黒島研究所まで自転車で30分。