愛知県豊田に複合型アウトドア施設「互いの森」8月1日誕生-日帰り・宿泊で多彩な自然体験を提供

2025年8月1日(金)、愛知県豊田市大多賀町に、自然体験・福祉・教育が融合した複合型アウトドア施設「互いの森」がグラウンドオープンする。施設の運営は、日本福祉協議機構と三河の山里コミュニティパワーが協働で担う。
施設は豊かな自然に囲まれた山あいに位置。釣り堀・キャンプ・グランピング・サウナ・DIY工房・ジビエ料理など、多彩なコンテンツが集約され、自然まるごと体験を楽しめる。
釣り堀では、地元のユズを練り込んだ餌で育てられた「ゆずマス」が放流され、釣った魚は串焼きや刺し身で味わえる。小川では魚のつかみ取り体験も。さらに、キャンプサイト(ペット同伴可能)、グランピング棟、湧き水を生かしたサウナ施設を完備し、日帰り・宿泊に対応している。
2025年秋には、古民家を改装したジビエカフェがオープン予定。地元のシカやイノシシなを使った料理や、クロモジスイーツ、旬の果物パフェ、自家焙煎コーヒーなどが提供される。秋のオープンを前に、施設の食事処でジビエ料理を先行して楽しめる。さらに、木工房では地域の職人や専門家が講師となり、18種類以上のワークショップを体験できる。
「互いの森」は、就労継続支援B型事業所を併設し、障がいのある人が自然の中で働ける場所を提供。地域住民や地元大学生との連携によるフィールドワークなど、観光・福祉・教育が交差する「共生のかたち」を目指す。
「互いの森」が位置する大多賀町は、人口31人・平均年齢65歳と、急速な高齢化と人口減少が進む。施設のオープンで、地域再生の新たな一歩となることが期待される。