乗鞍岳&上高地をめぐる山岳バスツアー開催―「乗鞍ライチョウルート」8月25日~9月12日内の17日間限定

岐阜と長野を結ぶ山岳観光ルート「乗鞍ライチョウルート」を舞台に、2025年8月25日(月)~9月12日(金)のうち2期間・計17日限定で「乗鞍畳平・乗鞍高原・上高地周遊ツアー」が初めて実施される。
乗鞍ライチョウルートは2021年8月、高山市(岐阜)と松本市(長野)が連携し、両地域を結ぶ一気通貫ルートとして命名。天然記念物・ライチョウが生息する標高3,000mの乗鞍岳山頂付近まで公共交通でアクセスできる貴重な山岳観光ルートだ。
今回のツアーは、奥飛騨温泉郷観光協会と地元・濃飛バスが協同企画。朝7時30分に高山駅を出発し、平湯温泉から標高2,702メートルの乗鞍畳平へ直行。その後、乗鞍高原、上高地に訪れ、17時30分に高山駅へ戻る周遊コースで、人気の山岳観光スポットを1日かけてめぐる。
運行期間は第1期が8月25日(月)~29日(金)、第2期が9月1日(月)~12日(金)。料金は高山駅発着が大人7,000円・小人3,500円、平湯温泉発着が大人4,000円・小人2,000円で、高山市の助成事業のため割安感がある。予約は濃飛バス公式予約サイト限定で、乗車日の3日前まで受け付ける。
また、ツアー初日から9月30日(火)まで、乗鞍ライチョウルート上の8カ所をチェックポイントとしたスマホで参加するデジタルスタンプラリーも開催。5か所以上のスタンプを集めると、抽選でオリジナルボトルや手ぬぐいが当たる。
高山へのアクセスは、東京から北陸新幹線で富山駅経由、または東海道新幹線で名古屋駅経由、それぞれ高山本線に乗り継いで約4時間30分~。バスタ新宿から濃飛バスを利用すれば約5時間30分で高山駅に到着する。
奥飛騨温泉郷観光協会は「乗鞍ライチョウルートとしては初の周遊ツアー。今年の運行で手ごたえが得られれば、来年も計画したい」としている。