「大地の運動会」9月20日開催 新潟・越後妻有で多国籍の交流 参加者募集

新潟県越後妻有エリア(十日町市・津南町)で開催中のアートプロジェクト「越後妻有2025夏秋」の公式イベントとして、「大地の運動会」が2025年9月20日(土)に奴奈川キャンパスグラウンド(十日町市室野)で行われる。現在、子どもから大人まで参加者を募集している。
昨年は24カ国から約500人が参加。日本の伝統的な運動会を、世界各国の参加者がともに楽しめる。プログラムは綱引き、玉入れ、応援合戦、リレーといった定番種目に加え、ダンスや音楽など各国の多様性を取り入れている。参加者とともに、アーティストやアスリート、地域住民が協力し、昼食時間も含め会場を盛り上げる。
実行委員会には、400mハードルの日本記録保持者・為末大氏(委員長)。北川フラム氏(大地の芸術祭総合ディレクター)、十日町市長、津南町長などのほか、社会活動家や教育関係者が参加している。
参加費は大人1,700円、小中学生1,200円、幼児700円。観戦のみ(昼食なし)は無料で、事前予約制(締切9月7日または定員に達したら終了)。開催時間は11:00~15:00、雨天時は松代総合体育館(十日町市松代)で実施される。
大地の運動会は、在日外国人労働者や難民、被災者、障がい者やその介助者など、多様な立場の人が集合し、ともに1日を楽しむ場となる。総合ディレクターの北川氏は「異なるバックグラウンドを持つ人々が一緒に過ごし、互いを知り近しくなる機会」と、開催意義を伝えている。