1985年開始の老舗「さんま祭り」、宮城県名取・ゆりあげ港朝市で9月7日開催―約2,000匹提供

宮城県名取市のゆりあげ港朝市(閖上地区)では2025年9月7日(日)、秋の恒例イベント「さんま祭り」が開かれる。北海道産のサンマ約2,000匹を無料配布し、来場者は特設の長い焼き場で炭火焼を楽しむ。主催はゆりあげ港朝市協同組合。
ゆりあげ港朝市の「さんま祭り」は全国的にも早い1985年に始まり、今年で40回目。子どもたちにサンマを焼く体験を提供する取り組みとしてスタートし、地域に根付いた。なお、全国的に有名な北海道「根室さんま祭り」は1989年に始まっている。
近年サンマ漁が不漁が続いたサンマだが、今年は大ぶりで脂の乗りも良く「奇跡のサンマ」と呼ばれる。海水温の上昇でプランクトンが増えたことが要因。主催者は、「2,000匹を確保し、どちらよりも早く旬のサンマを届けたい」と語る。一方、時期が早いとサンマの仕入れ価格が高いため、「開催日の決定が大変だった」と話す。
当日は朝6時から整理券を配布(1人1枚)。整理券と引き換えにサンマを受け取り、焼き場で焼いて「奇跡のサンマ」を味わう。無料配布されたサンマの持ち帰りは禁止だが、場内では持ち帰り用サンマが購入でき、さまざまな魚介類の炉端焼を楽しめるスペースもある。

ゆりあげ港朝市は1970年代後半に始まり、2011年の東日本大震災で市場が全て流失。2013年に仮設で再開後、2016年に常設施設が整備された。現在は毎週日曜・祝日に約50店舗が並び、隣接の「ゆりあげキッチン&ギャラリーメイプル館」(木曜定休)では海鮮丼や地元料理も楽しめる。
会場へのアクセスはJR仙台駅から車で約30分、JR名取駅からバスで約15分。名取ICから約4分。