ニセコに羊蹄山を望むモダン建築・日帰り温泉施設「ゆころ温泉」9月8日プレオープン

北海道・ニセコエリアに2025年9月8日(月)、閉業した温泉施設を再生させた高級公共温泉施設「ゆころ温泉」(倶知安町ニセコひらふ)がプレオープンした。運営は同町の株式会社拓洋。
施設は日帰り入浴で、羊蹄山を正面に望む露天風呂と内湯、サウナを備える。外壁には地盤から採掘された岩石を利用し、館内は源泉を利用した床暖房とロードヒーティングを完備。湯上がりはモダンな意匠の休憩スペースで寛げる。
入浴料金は、4月~11月が大人1,000円・子ども500円。12月~3月が大人2,500円、子ども1,250円。全期間6歳未満無料。別途タオルセット1,000円。支払いはキャッシュレス限定で、営業時間は11:00~21:00(年中無休)。
設計を担当したのは中山眞琴アーキテクツ(札幌市)。伝統的な日本の温泉文化と現代的なデザインを融合させた空間で「新しいランドマーク」を目指す。総支配人の中川隆吾氏は「唯一無二のデザインと、歴史ある源泉の恵みを組み合わせ、最高級の癒やしとくつろぎを提供したい」と話す。
アクセスは新千歳空港から車で2時間、バス利用の場合、ひらふウエルカムセンター停留所下車、徒歩10分。グランドオープンは12月下旬の予定だが、プレオープンから通常営業される。なお、レストランは来年冬、オープンする予定だ。
秋の閑散期がおススメのニセコ温泉めぐり
「冬はスキーリゾートとしてにぎわうニセコだが、雪が降る前の10月~11月は閑散期で、落ち着いた環境での温泉めぐりを楽しんでほしい」(ニセコ町商工観光課)
倶知安町・ニセコ町・蘭越町にまたがるニセコ地域には、20カ所以上の個性豊かな温泉が点在する。ニセコ五色温泉・アンヌプリ温泉(ニセコ町)、昆布温泉郷・雪秩父(蘭越町)、ひらふ地区の木ニセコ温泉(倶知安町)など、それぞれ泉質が異なり、羊蹄山を望む絶景も楽しめる。