富良野で「タクシーで巡るワイン旅」開催―同行者の運転を気にせずワイナリー巡り

北海道・富良野市は2025年10月と11月土日・祝日(計21日)に、体験型ツアー「タクシーで巡るフラノのワイン旅」を実施する。市が運営する「ふらのワイナリー」をはじめ、地域の歴史や文化に触れながらワインを楽しめる。
富良野は夏の花畑や冬のスキーで人気が高い一方、ワインが楽しめる秋は観光客が減少し、落ち着いて旅行しやい季節となる。ただ、2次交通の不足が課題だった。今回のツアーは地元のタクシーでワイナリーを巡るため、運転を気にせず試飲可能。さらに乗り合いならでは交流の機会も。
今回、2種類のプランを用意。「コンパクトプラン」(1人1万円)は、ふらのワイナリーとドメーヌレゾンを短時間で訪問。通常は非公開の樽熟成倉庫を見学できる。出発はJR富良野駅から午前(9:50)午後(13:50)の2回。解散は同駅(12:30/16:30)。
「ゆったりプラン・ランチ付」(1人2万5千円)は、3カ所(ふらのワイナリー・ドメーヌレゾン・多田農園)をワインコンシェルジュのガイド付きで巡り、地元食材を使ったフレンチコースのランチを楽しむ。出発はJR富良野駅(10:00)、解散は駅近くのフレンチ「岳」(15:45)。
ツアー中は、各ワイナリーのスタッフが参加者を案内するほか、ゆったりプランには元ふらのワイナリー所長など地域のワインに精通したワインコンシェルジュが同行。さらに、タクシー運転手もワインに関する講習を受けており、移動中にも富良野ワインの魅力を伝える。
参加者は、通常試飲に加えて「樽出しワイン」や希少な「貴腐ワイン」を無料で味わえる。お土産付き。ゆったりプランでは、多田農園での試飲や購入したワインをランチ会場に持ち込める。
申し込みは各実施日の7日前まで。旅行予約サイト「北海道体験」より。