南三陸町観光協会は3月10日(木)から、今秋10月オープンする震災伝承施設「南三陸311メモリアル」で提供する、震災や防災・減災を学ぶ2つの防災教育プログラムの、団体予約の受付を開始しました。個人の受付は8月から。(写真: 南三陸町旧防災対策庁舎)
プログラムは、大震災と防災を自分ごとに引き寄せてもらう狙い。
1つ目は、事実に向き合い考える「震災当時の住民の証言映像を通して自分自身の思考を深めるプログラム」で、1回10名~60名で受付。それ以上は2回に分けて。2つ目は、具体的な行動を学ぶ「今日から実践できる防災の1アクションを持ち帰るワークショップ」で、1回10~200名で受付。60名以上は別の施設で実施。いずれも通年開催の予定。
いずれのプログラムも料金は、小中学生400円、高校生640円、一般800円。所要時間60分。申込みは予約サイトから。
大震災伝承館「南三陸311メモリアル」
2022年10月、南三陸町の被災を象徴する、旧防災対策庁舎が建つ復興祈念公園そばにオープン。コンセプトは「自分、そしていのちと向き合う」。大震災を後世に伝え継ぐ地域住民の証言やアート展示、シアターなど。
南三陸町観光協会は、「自然災害が迫る時代、プログラムに参加して自分の今と向き合って欲しい。」と言います。なお、観光協会は現在、バスや徒歩で被災地を回るガイドツアーも受付けています。