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伊東の春の風物詩「大室山山焼き大会」開催(2/12)|山麓から山頂まで駆けあがる炎と音

大室山保存委員会(静岡県伊東市)は2023年2月12日(日)、700年以上の歴史のある伝統行事「第44回 大室山山焼き大会」を開催します。

大室山山焼き

 大室山は宇宙的なシルエットが印象深い伊東を象徴する山。山焼きは700年以上前から山の保全で行われ続け、昭和30年から観光資源として展開。今は毎年数万人が集まります。

 

 主な見学場所は山の麓の「さくらの里」。広い広場から大室山の全体を眺められます。行事は「お鉢焼き(9:15)」、「式典神事(10:40)」、「全山焼き(12:00)」の順に実施。山頂に点火する「お鉢焼き」見学は500名限定。「全山焼き」は見学者が山麓に点火する体験も(先着)。希望者は朝8:30配布の整理券を入手し、たいまつを購入(1本1,000円)。先着で50本限定(1家族2本まで)。

 

 全山焼では山麓に点火した炎がバチバチ音を立てながら標高580mの山頂に駆けあがる光景が圧巻です。当日の最後は山肌が真っ黒に焼き尽くされます。
 開催時間は9:15~16:00。強風や積雪の関係で当日中止の場合、早朝6:30頃にアナウンス。

 

 大室山山頂へはリフトで約6分。噴火口の周囲約1kmの遊歩道を回ることを「お鉢巡り」と呼びます。道中、富士山や伊豆諸島、相模湾を望みます。

大室山の山焼き
焼き尽くされて真っ黒焦げ状態
大室山の山焼き
4月以降、眩しい新緑映えする姿

 

 大室山登山リフトは、「山焼きを行わないと新緑が芽生えないから、毎年必ずやっている行事」と言います。

 

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