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浜松市博物館で1930年代後半製作のグランドピアノが7月6日に公開演奏会-天才ピアノ職人の音色が蘇る

 浜松市博物館では、2024年7月6日(土)の「ピアノの日」に、希少なヤマハ製グランドピアノを使用した演奏会&講演会「小さなグランドピアノ 幻の音色」が開催されます。

浜松市博物館に展示される大橋幡岩氏設計のグラウンドピアノ

 浜松市博物館の演奏会で使用される奥行き120㎝の小さなグラウンドピアノは、日本の天才ピアノ職人と称される大橋幡岩氏(1980年84歳で逝去)の設計により1936年以降に製作されたと推測されています。大橋氏が浜松市に「大橋ピアノ研究所」(1995年閉鎖)を設立する前に在籍した日本楽器製造(現ヤマハ)で製作されました。

 

 今回の演奏会は、大橋氏のピアノ設計にまつわるストーリーを、特別な観光プログラムとして提供します。普段、浜松市博物館で展示されているピアノは囲いの中にあり、本体屋根と鍵盤蓋が閉じられています。
 当日は、浜松市楽器博物館と浜松市博物館の両館長が、大橋氏とピアノについて解説。浜松在住のピアニストが演奏を担当し、MCによる大橋氏の生い立ちの朗読も披露されます。

 

 参加料金は1500円で、定員80名。申し込みは専用サイト「浜松・浜名湖だいすきネット(ちょい旅)で受け付け。演奏会時間は17:30~19:30。

 

 観光客向けにグラウンドピアノが演奏されるのは今回初めて。主催の浜松・浜名湖ツーリズムビューローは、「希少なピアノの体験を通じて、音楽のまち浜松について知ってほしい」と話しています。

 

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