LCCピーチ・アビエーションは10月30日(火)から12月31日(金)の間、渋谷パルコ6階に行先を選ぶことができない旅のカプセル型自販機「旅くじ」を設置します。くじは1回5,000円、スマホ決済「PayPay」でスキャン支払いで購入します。
「旅くじ」自販機は、今年8月大阪心斎橋パルコへの設置に続く第2弾。カプセルの中身は、東京(成田)出発、「女満別」「釧路」「新千歳」「関西」「福岡」「大分」「長崎」「宮崎」「奄美」「那覇」「石垣」の国内11路線から、指定された行先の航空券購入に使える6,000円分以上のピーチポイント登録コード、旅先のミッション、缶バッジが入っています。ミッションをクリアして、同社のクチコミサイトに投稿すると毎月抽選で1名に3,000ポイントが当たります。例えば「札幌に行って、カニを苦労してむいて、隣の人にあげてきて!(手袋で)」など。
(10/17追記) 10/16付ピーチSNSによると、「旅くじ」10月販売予定分は完売。再開時期はSNSでお知らせがあります。
記者の「旅くじ」購入体験
渋谷は記者の日頃の通り道でもあり、早速今朝、渋谷パルコに立ち寄り、旅くじを引いてみました。
渋井パルコの開店は11時。30分前に到着すると、係員(ピーチ社員)がプラカードを掲げて整理券を配布しています。記者も整理券を入手。聞くと、初日・2日目に沢山お客が来て少しわたわたしたので、整理券配布に変更したとのこと。現場はピーチ社員が6-7名?いました。あくまで記者自身の知る内ですが、大手企業や自治体などは、現場を委託事業者に丸ごと任せることがありますが、ピーチ社は社員がきっちり現場を担当して、直に客の声を聞いていました。自らやるのはLCC的でもありますが、代理店業務も携わる記者は好感を持ちました。好感のポイントは人により異なりますが、記者がピーチを選ぶ理由にもなるでしょう。
11時過ぎ6Fの自販機に向かうと、TV取材のクルーが来ていました。自販機に並ぶ列を撮影していたので、記者は少々待機して見学中。
いよいよ記者が購入します。窓ガラスのPayPay QRをスキャン支払いで決済。ピーチカラーの丸いカプセルが落ちてきます。開封は仕事場と思い現場をあとにする時、若いペアの彼女が「奄美だ!」と声を上げていたのが印象的です。
移動中、確かワクワクを感じました。いよいよ記者のカプセル開封です。まず旅くじとバッジが登場。旅くじはチラシ風、行先は裏表紙に記載しています。記者の行先は→「女満別」、ミッションは「知床でしれっと鮭かじってきて!」。
北海道道東の「女満別」は、知名度こそ低いとかもしれませんが、オホーツク海側のふもとは有名な「網走」です。空港から車で20-30分ほどで市街地です。記者の個人的なことで恐縮ですが運命的な行先でした。実は今年、「女満別」から少し北の「紋別(空港)」に2回訪れました。すっかり道東ファンになって、次に「女満別」や「釧路」を考えていたからです。
旅くじは5,000円支払い、6,000円分のポイントを購入します。しかも自分で行先が決められません。LCCは普段もかなり格安ですから、正直1,000円割引にメリットは感じづらい。しかし、その面白みは記者みたいに運命を感じる行先を引くこともあるでしょうし、想定外の行先を引いて訪れてみてファンになってリピートしたり、知らない土地に行く旅に魅了されたり。思うと、当サイトの目的は、「日本のすみずみを旅先にする。」「日本に旅を増やす。」ことです。旅くじからその意味を感じぜずいられません。コロナ禍、中でも航空業界は厳しい時間が続きました。その間、よくぞこのような夢のある企画を考えて、実際にリリースしてくれものだと感心しました。
なお、旅くじで購入したピーチポイントの登録は、まずピーチのサイトで個人会員登録が必要です。その後、旅くじ記載の「交換コード」と「パスワード」を指定される枠に入力するとポイント化の完了です。そこでポイント数が確認できます。ポイント利用期限は来年3/31まで。あと半年内に女満別行きが決定しました。早く行きたい。