地元民おすすめ愛されスポット第1弾として、岐阜県飛騨市の厳選された10箇所をご紹介します。各スポットは、市のまちづくり観光課の職員によって選ばれました。なお、古川の古い町並みでは、間もなく4月19日(金)と20日(土)に、伝統神事「古川祭」が開催されます。
岐阜県の最北端に位置し、森林の面積が約9割を占める飛騨市では、豊かな広葉樹が生み出す清らかな水に恵まれ、飛騨牛はもちろんのこと、世界一にも選ばれた飛騨米、味の濃い農作物が育ちます。また、約250種の有用植物が自生する飛騨市は、まさに天然の薬箱。薬草を活用した取組みも盛んに行われています。
裸男たちがぶつかり合う、激しく勇ましい「起し太鼓」が行われる「古川祭」は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
<交通(東京から)>
・鉄道:東京駅~飛騨古川駅(富山駅経由又は名古屋駅経由)約4時間
・バス:バスタ新宿~飛騨古川駅(高山駅経由)約6時間
1.朝霧の森でのんびりリフレッシュする。
里山に整備された遊歩道をゆっくりと散策し、森の空気を吸いながら植物や動物を観察します。1周した後は、森のベッドでリラックスタイムを楽しみます。お供には、「えごまワッフル」や「薬草茶」などの薬草商品がおススメ。最後に、隣接する温泉施設「ぬく森の湯すぱーふる」で汗を流し、心も身体もリフレッシュしましょう。
2.種蔵で星の音を聞く。(music of sphere)
望遠鏡がなくても、星を感じることは可能です。それは昼間でも実現できます。
飛騨市宮川町の種蔵(たねくら)地区に位置する、北緯36度20分49秒、東経137度11分08秒にそれはあります。星が子午線を通過する際の高さを音の高で、星の明るさや暗さを音の強さで表現する「星の音」を体験することができます。
3.風にそよぐ稲の波を眺める。
飛騨古川は、市街地が農地に囲まれる形で広がっています。特に、気多若宮神社(けたわかみやじんじゃ)周辺からの夏の田園風景は必見です。そこでは、波のように風で揺れている美しい稲の姿を見ることができます。
4.カミオカラボに訪問後、花酵母自家製パンを手にいれる。
宇宙物理学を体験できる施設「カミオカラボ」は道の駅に併設されており、入館料無料です。大人も子どもも楽しめるこの施設を訪れた後は、「自家焙煎珈琲あすなろ」で花酵母を使った食パンを購入しましょう。もっちりずっしり食べ応えがあり、神岡を訪れた際には必ず購入したいお気に入りの一品です。
5.古い町並みの隠れ公園でお弁当を食べる。
古川の町並みのはずれにある千代の松原公園は、清流宮川を一望でき、可愛い遊具が点在しています。特に、対岸にかかる「歩道橋」からの桜の景色は圧巻です。町並みを散策した後、少し足を延ばして公園のベンチで食べるおかずや山本のお弁当は格別です。
6.宮川と荒城川沿いを散策する。
飛騨市内を流れる宮川と荒城川沿いの散策がとても気持ちいい。いくつかの橋がかけられているため、ぐるりと周遊でき、その日の気分や体調でどの橋まで行くか、どれだけの距離を歩こうか選んで決められます。特に冬晴れの日に見える景色は青い空と白い景色が映え、空気が澄んでいます。
7.飛騨市民の生活を体験し、サルボボコインもゲットする。
今週末は朝からヒダスケ!地元の方の指導のもと、約3時間、薬草の花摘みを体験しましょう。薬草の知識も学んで満喫できます。体験が終わったら特典としてもらえるサルボボコイン500円分を使い、お昼のビールに充ててみてください。
8.昼から晩までベロベロ休日を楽しみ、背徳感を味わう。
飛騨古川には、魅力あふれる居酒屋がたくさんあります。地元の美味しい料理やお酒が豊富に揃っています。特筆すべきは、地元にある2つの酒蔵、「蒲酒造店」と「渡辺酒造場」の日本酒だけを取扱う、地元愛溢れる居酒屋ばかり。昼から開いているお店もあるので、家族を置き去りにして、朝から晩まで居酒屋で過ごして得られる背徳感は格別です。
9.国史跡指定!戦国ロマンを感じる小島城跡をめぐる。
戦国時代の姉小路氏の居城として伝わる国史跡、小島城跡。その北麓に流れる太江川沿いにそびえる大ナラや大フジの根元に不動明王の摩崖仏が彫られています。断崖の岩肌に、いつ、誰が、どのようにして彫ったのか、その歴史ロマンに想いを馳せながら散策を楽しめる絶好のロケーションです。
10.安峰山の頂でクロモジコーヒーと共に景色を楽しむ。
片道1時間のハイキンを経て、安峰山(あんぽうさん)の頂上に到着します。ここには、飛騨古川の町並みと北アルプスの山々を一望できる2つの展望台があります。ブレイクタイムには、飛騨の香木を使った「クロモジコーヒー」を試してください。特に、9月から11月にかけて現れる、雲海で覆われる古川盆地の光景は必見です。
【探訪10選|地元民おすすめ愛されスポット】では、地域で観光に携わる地元の人が、5感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)をフルに活用して楽しめるスポットの魅力を紹介します。