沖縄県の「もずく丼」は、ご飯の上に肉や野菜と一緒に炒めたもずくを乗せ、ショウガの搾り汁で海藻の臭みを抑えた甘辛風味が特徴です(レシピははさまざま)。「もずく丼」は古い時代から伝わる郷土料理ではなく、県内の小学校や中学校の給食で提供されている「もずく」を、子供たちにより好まれるよう考えられた献立です。子供たちの評判を聞き、家庭でも親しまれるようになった、学校給食由来の郷土料理です。(写真:農林水産省「うちの郷土料理」)
沖縄県では昭和50年頃からもずくの養殖が始まりました。もずくの国内生産量は沖縄県が圧倒的なシェアを誇り、年間約2万2,000トン(2020年)で国内生産の99%を占めています。ミネラルやビタミンが豊富で、美容や健康に良い食材としてさまざまな料理に活用されています。
「もずく丼」は給食や家庭料理として親しまれているため、観光客が食べられる飲食店はほとんどありませんが、もずくの産地エリアの一部飲食店で提供されています。
■「もずく丼」を食べに!
地域:沖縄県(読谷村・南城市・竹富町・その他)
季節:通年
食事処:
<読谷村>
・読谷村漁業協同組合「海人食堂」750円
–>読谷村観光協会スタッフおすすめ。
<南城市>
・県産生まぐろ丼専門店「つなや食堂」1,000円
・沖縄そば専門店「まるち南城市つきしろ店」280円
<竹富町/竹富島>
・レストラン「ガーデンあさひ」1,100円(八重山そばスープ付き)
–>竹富町観光協会スタッフおすすめ。
※お食事処では諸事情により提供が難しい日もあります。事前にお問合せいただくことをおすすめします。 |