ANAグループでデジタル戦略を担うANA Xは、2024年4月22日に、交通、宿泊、レンタカーなどの旅行関連サービスを一元管理できるTasSプラットフォーム構想の取り組みについて発表しました。
TaaSプラットフォームは航空券、ホテル、レンタカー、アクティビティの検索予約と管理を一括で行えるようにする計画で、各予約でマイルを貯めたり使ったりすることが可能です。さらに、旅行中のユーザーニーズに合わせて情報が提供されます。
ANA Xは構想発表に先立って、2024年3月下旬に国内宿泊予約サービス「ANAトラベラーズホテル」をリニューアルしました。宿泊予約サイト「アゴダ」と「じゃらん」に登録された宿泊施設の予約が可能になり、ANA未就航エリアでのサービスも開始されました。今夏にレンタカーサービスを公開し、その後アクティビティや海外サービスを統合。スマートフォンだけで操作できる旅行プラットフォームを今後約2年間で完成させる予定です。
ANA Xは個人手配の旅行が主流となる中、TaaSプラットフォームを用いて旅行者がかかえる予約手配の手間を解消し、情報やマイルを通じてさらなるメリットを提供することを目指しています。同社は、マイレージを活用してANAグループの経済圏の構築を担うデジタル戦略会社です。