山梨県のたばやま観光推進機構(丹波山村)は、村のシンボル「狼」を活用したプロジェクト「Wolfship Design」を立上げ、工芸品の販売や人気声優による絵本の朗読動画の公開、来年絵本の出版を予定するなど、「狼」で地域の発信に取組んでいます。（画像は動画の一部）
丹波山村は、山梨県と東京都の境、多摩川の上流域にあり関東で人口最小の村。プロジェクトは、村の守り神として伝わり、「七ツ石神社」（2018年再建）の狛犬に「狼」が納められたことから開始。村は「狼」を村の象徴にしてコンテンツ制作と発信に取組んでいます。
甲州の革工芸品「印伝」のデザインに、「狼」をモチーフにしたオリジナル印伝を制作。10月から「狼と塩の小銭入れ・黒漆および白漆バージョン」（価格各10,000円）を、ふるさと納税サイトで販売をしています。塩は、「塩が狼の好物として伝承されていている」ことが由来。制作は「印伝の山本」（甲府市）。
夜の山が舞台の「狼絵本」（作画: 玉川麻衣氏）は、人気声優「雨宮天」氏に絵本動画の朗読を依頼。現在、作品前半の朗読動画を、丹波山村の観光公式サイト「たばやまNavi」（狼の話）およびYoutube動画で公開しています。
七ツ石神社は、平安の豪族「平将門」の従者7人が化身した七つの大岩が名前の由来。標高757mの七ツ石山の山頂付近付近にあります。山には富士山が見えるポイントが多く、トレッキングが盛ん。
たばやま観光推進機構は、「狼絵本の朗読動画（前半）公開後、村内外から手応えがあった。絵本は、一通り完成し、最終チェックをしている。来年1月、全編の録画動画と一緒に発表したい。」と言います。
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※文中の表記に誤りがありました。
「作家」→「作画」に訂正させていただきます。
ご関係者様ご迷惑をお掛けしました。（12/7.21:00）
