ANAグループは、英国航空調査シリウム社が発表した2021年の主要航空会社の国内線・国際線の定時運航率レビューの定時到着率で、全世界およびアジア太平洋のいずれも1位に認定され、The On-Time Performance Awardsを獲得しました。同社調査は、航空会社と空港のパフォーマンスの世界的基準とされています。
全世界およびアジア太平洋の定時到着率1位は、いずれも航空会社単体の「メインライン部門」とグループ航空会社の「ネットワーク部門」の2部門あり、ANAは計4部門で1位に認定されました。
ANAの定時到着率は、全世界のメインライン部門95.04%。ネットワーク部門95.28%です。
ANAは2021年、搭乗開始時間や羽田空港国内線・保安検査場の混雑予測を出発前日に顧客への案内を始めました。また、搭乗案内の順番を事前改札→優先搭乗→窓側席→中央席→通路側席に変更し、密にならずスムーズに搭乗できるように取組みました。
この結果にANAは、「顧客の定時運航の理解と協力、ANAグループの一人ひとりが定時性品質の向上と改善に取り組むことで受賞できた。」と伝えています。
他の日本の航空会社は、JALが定時到着率全世界2位、アジア太平洋1位(同率)を獲得。ANA系列ソラシドエアが、LCCカテゴリーの定時到着率で全世界1位を獲得。また、世界主要空港の定時出発率部門で羽田空港が世界1位を獲得しています。
※シリウス社の調査対象になっている全世界の主要航空会社数は、平均値838社。