宮城県石巻市の石ノ森漫画館は、石巻駅から萬画館を結ぶ石巻マンガロードに、地元出身のアーティストユニット・KUMAKANが手掛けた壁画アート「原点回帰」を公開したことを発表しました。
「原点回帰」は、1971年に地元紙で発表された石巻市出身のマンガ家・石ノ森章太郎の作品「青いけもの」の作画を取入れたのが特徴。同作品は、世界中に出没する謎の青いけものを表し、当時すでに環境問題に警笛を鳴らした社会派作品です。「原点回帰」はその意を汲み、災害を乗り越えて挑戦する人にインスピレーションを与えたいという想いが込められています。
石ノ森章太郎の記念館の石ノ森萬画館は、全国の人とアート制作を行う石巻マンガッタン・ミュージアム構想の基、マンガロードにアート作品を展開するプロジェクトを推進しています。
作者のKUMAKANは、「青いけもには、今の感染症と当てはまる部分がある。作品で表現したけものが、これからの環境問題との共生のシンボルなって欲しい。」と伝えています。