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ホテル立山の売却で星野リゾートと協議開始-県の観光戦略が反映か。

 富山県の立山黒部アルペンルートを運営する立山黒部貫光は、2024年1月9日、室堂平にある「ホテル立山」の売却について、リゾート施設運営の星野リゾートとの協議を開始すると発表しました。

富山県立山黒部アルペンルートのホテル立山

 「ホテル立山」は1972年創業で、標高2450メートルに位置しています。立山黒部貫光は、新型コロナウイルスによる客数の減少を受け、事業再構築の一環として協議を進めると説明しています。同社は2022年から、アルペンルートにある弥陀ヶ原ホテルの運営を県内企業に委託しています。

 

 なお、立山黒部貫光の主要株主は富山地方鉄道と富山県で、富山地方鉄道の主要株主は立山黒部貫光、富山県がならびます。この株主構成は、今回の「ホテル立山」の売却協議において、富山県の観光戦略が影響を及ぼしていることが考えられます。

 

 2024年6月30日からは、立山黒部アルペンルート「黒部ダム」と黒部峡谷鉄道「欅平駅(終点)」を結ぶ大型観光プロジェクト「黒部宇奈月キニオンルート」の運行開始が開始されます。

 

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