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古宇利島近海に浮かぶ未来?- JTB沖縄が計画する人工浮島プロジェクトで物議

 JTB沖縄は2026年夏に沖縄県今帰仁村の「古宇利島」近くの海上に巨大な人工浮島を設置し、マリンレジャー施設を開業する構想を2023年11月に明らかにしました。この構想が公になった後、具体的な内容が明らかになり始め、地元で物議を醸しています。

古宇利島

 古宇利島は、天然のビーチやハートロックと呼ばれるパワースポット、本島と島を結ぶ古宇利大橋で知られています。この島の周囲は、約380種の造礁サンゴが生息する海域です。

 

 JTB沖縄が計画しているのは、「ポンツーン」とも呼ばれる人工浮島です。この浮島は、古宇利島の東1.7kmの地点に位置し、長さ50m、幅20mとなる予定です。新しいマリンスポーツ施設の建設が目的で、2025年夏には製造が開始される計画です。

 

 このプロジェクトが昨年11月に公開されて以来、地域住民や観光事業者からは、海洋汚染、サンゴ礁への影響、台風や津波による被害、景観破壊などに関する懸念の声が上がっています。一方で、2025年に沖縄北部で開業されるテーマパークとの経済的な相乗効果に期待する声もあります。

 

 今年1月20日、地元住民に立ち上げられた「change.org」で、JTB沖縄の浮島設置計画に反対する署名活動が開始され、現在1万以上の署名が集めています。
 過去には、JTB沖縄が石垣島近くで計画した同様のプロジェクトが、技術的な困難を理由に中止されました。その際は、計画に反対する約48,000の署名がJTB沖縄に提出されていました。

 

 

関連サイト

JTB沖縄

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