福岡県筑後市の筑後広域公園内・芝生広場で2025年4月5日(土)、地元8酒蔵が一堂に会する「第9回 筑後七国酒文化博」が開催される。九州芸文館が主催し、JR九州が協力する。

当日は、「恋のくに~ひと想うまち筑後~」をテーマに、矢部川流域の8酒蔵(後藤酒造場・旭松酒造・高橋商店・喜多屋・西吉田酒造/焼酎・若波酒造・菊美人酒造・玉水酒造)が参加し、計41銘柄がそろう(焼酎1蔵含む)。
会場は、矢部川に面し、全国初の県立公園「筑後広域公園」内に位置する「筑後船小屋駅」から文化施設「九州芸文館」に至る約300mの芝生広場周辺。雨天時は駅の高架下で開催される。
イベントの特徴は「芸文館スタイル」と呼ばれる有料試飲制。1杯200円~1000円で、参加者が地酒を1杯ずつ真剣に選んで味わい、蔵元と会話を楽しめる仕組み。主催者は「日本一奇麗な日本酒イベント」と説明する。
食コーナーでは有明海の魚介のかす漬けなど筑後の美味が集結。さらに、イベント中には花魁道中(おいらんどうちゅう)も2回開催され、日本酒と伝統文化が融合する。
イベントチケットは前売り・当日ともに1,000円で、前売りチケットは1,100円分の利用が可能。いずれもお楽しみ抽選券付き。開催時間は11:00~17:00。会場へのアクセスは、博多駅から九州新幹線で筑後船小屋駅まで約25分。
福岡県は全国5位の酒蔵数を誇り、筑後エリアだけで30の酒蔵が点在。筑後七国は筑後船小屋駅を中心とした八女市、筑後市、大川市、みやま市の地域で、筑後川や矢部川流域の良質な酒米と発達した精米技術が特徴。
昨年開催の前回は5,000人を集客。主催者は「博多からのアクセスの良さを生かして県外の地酒ファンも集まってほしい、九州人には地元の日本酒をさらに知ってほしい」と話している。
※写真は2024年のイベント