長野県諏訪湖(岡谷市)で12月下旬、冬の風物詩 白鳥の飛来が確認され、1月下旬から2月にかけて本格的な観察シーズンを迎えます。(写真は2014年2月の撮影)
例年、諏訪湖には12月になるとシベリアから白鳥が飛来します。今冬は昨年12月22日、横河川の河口付近で第1陣とされる4羽の白鳥を確認。年末に12羽の群が確認されました。諏訪湖への白鳥の飛来は昭和49年から49季連続。新年最初の集計(1/4)で5羽を確認。「安曇野と諏訪湖を行き来していると思う」(諏訪湖白鳥の会)とのこと。白鳥集計は観光協会と地元の白鳥の会がそれぞれ調査をしています。
白鳥が過ごすのは湖の西岸に流れ込む横河川河口の「白鳥飛来地」と示されるエリア。川岸にある諏訪湖ハイツ(温泉施設)の湖畔から白鳥が観察できます。湖の向こうに八ヶ岳を見渡す絶景のロケーションです。例年1月中旬頃からの厳冬期、氷結した湖面にたたずむ白鳥の群が見渡せます。天気がよければ背景に富士山が見えることも。
白鳥観察での注意点は、餌やりの自粛と観察後の手洗い、うがい、靴底の洗浄とのこと。
現地アクセスはJR中央本線「岡谷駅」下車、タクシーで約10分。中央高速「岡谷IC」から15分(諏訪湖ハイツ・市民体育館に駐車)。
諏訪湖には昭和49年、2羽のコハクチョウが飛来してから毎冬、姿を見せています。当初の飛来数は1桁のところ白鳥の会などの愛護活動により数が増え、多い年だと100~200羽近くの白鳥がやってきます。
岡谷市商業観光課は、「これから徐々に仲間の数が増えていく。開放的な景色の中で白鳥の観察と撮影を楽しんで。体が冷えたら、近くの足湯や温泉で温まって」と話します。また、「今日、小寒から御神渡りの観察が始まった。こちらも冬の諏訪湖の魅力」とPRします。