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JTB元従業員が顧客のクレジットカード情報を不正利用の疑いで逮捕|電話の通信契約時に情報を盗んだか

 愛知県警中村警察署は2023年9月7日、他人名義のクレジットカード情報を不正利用し、不法の利益を得た疑いで、JTB元従業員の山口恵理子容疑者(55歳)を電子計算機使用詐欺罪で逮捕しました。

愛知県警中村警察署

 山口容疑者は今年5月から6月、JTB旅物語中部販売センター(名古屋市)で電話オペレーターとして勤務していた際、顧客のクレジットカード情報を不正に入手しました。そして、ライブ配信アプリの配信者に対する投げ銭を購入していました。現在、山口容疑は犯行を否認していますが、警察は山口容疑者は顧客25名のクレジットカード情報を使い、870万円分の投げ銭をだまし取ったとして、調査を進めています。

 

 山口容疑者が顧客のクレジットカード情報を不正入手したのは、JTBの通販商品の通信契約時です。通信契約は、消費者が電話やネットで申し込みをし、クレジットカードで支払うことで成立します。ネット決済が難しい人は電話を利用し、オペレーターにクレジットカード情報を伝える手続きが派生します。

 

 (一社)日本クレジットカード協会によると、「不正利用の約95%が番号盗用で、ほとんどがフィッシングなどオンラインでの被害。電話注文での被害はあまり聞かない」と言います。JTBはリリースを通じて、「社員教育や管理体制の徹底を図り、再発防止に取り組む」と発表し、編集部が問い合わせると「事件が捜査中で広報資料以外のことは話せない」と言いました。

 

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