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吉村府知事が「万博出禁」発言謝罪 — 機運作りの立場として間違っていた

 2024年4月10日、吉村大阪府知事は定例記者会見(政務)で、テレビ番組コメンテーター、玉川徹氏への以前の「万博出禁」発言について謝罪しました。同日は小池東京都知事の学歴詐称疑惑が報じられ、2つのニュースがSNS上で話題になりました。

吉村府知事

 出禁発言は、3月30日に大阪維新の会の集会で行われ、ネット上や国会で議論を引き起こしました。吉村知事は、「振り返って考えて、政治集会の場でも、言い過ぎた。発言は撤回し、玉川さんに謝罪を申し上げます」と述べ、さらに万博を作り上げてゆく立場として、間違っていた」と機運醸成に関する自身の立場を明確にしました。

 

 万博の機運に関しては、昨年12月下旬に三菱総合研究所による調査で、「全国的に認知度は上昇しているものの、関心と来場意向は低下している」と報告され。3月7日に共同通信が発表した万博出展企業への調査では、「機運醸成には課題がある」との回答が82%に上ったことが報告されました。

 

 吉村知事が謝罪した同日、月刊誌「文藝春秋」が小池東京都知事の学歴詐称疑惑を報じました。SNS上で、吉村知事の謝罪と小池知事の問題が共にトレンド入りしました。その結果、話題が分散され、吉村知事にとって謝罪する絶好のタイミングとなりました。

 

 「よい旅ニュース通信」は、4月8日の記事で、吉村知事の発言が40億円投じられる機運醸成活動に影響を及ぼす可能性と、PR活動に対する理解の不足を指摘しました。

 

関連サイト

大阪府

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