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タイムズカー情報漏えい、お見舞金3000円と発表 集団訴訟へ弁護士が来週会見

タイムズカーの看板と3000円が並んでいる

 パーク24は2026年10月23日(金)、カーシェアリングサービス「タイムズカー」の個人情報漏えいを巡り、運転免許証など本人確認書類の画像データが外部に送信された利用者に、3000円相当のお見舞金を支払うと発表した。一方、集団訴訟を準備する弁護士は補償内容に疑問を呈し、来週会見を開くとしている。

 お見舞金は現金または金券で支払い、具体的な支払い方法は対象者に案内する。なお、タイムズカーの利用料金(ベーシック)は15分220円で、3000円だと205分に相当する。

 

 今回の不正アクセスでは、氏名や住所、運転免許情報など662万8007件の外部送信が確認された。このうち、暗号化された本人確認書類の画像データ146万4800件にも外部送信の痕跡が判明。さらに89万1602件の画像データに不正アクセスの痕跡が確認されたが、外部送信は確認されなかった。お見舞金は画像データの外部送信が確認された利用者に限られる。

集団訴訟へ、弁護士「3000円では足りない」

 集団訴訟に向けて参加希望者を募る牧野法律事務所(東京都港区)の牧野裕貴弁護士は、今回のお見舞金の発表を受け、「被害者の損害は到底3000円では足りない」とXに投稿。画像以外の個人情報が漏えいした利用者に補償がないことにも疑問を呈し、来週会見を開くと表明した。

 

 

 同弁護士は9月30日、「集団訴訟の参加希望者を募る専用サイト」を開設。JNNによると、10月7日時点で登録者は約6万4000人に達した。さらに、23日付報道によると、牧野弁護士はパーク24などが個人情報を適切に管理する義務を怠ったとして、損害賠償請求訴訟を起こす方針を固めたという。

免許証画像は退会後7年間保有 ルール変更で10月末に削除

 パーク24によると、不正アクセスは9月25日に検知された。外部専門機関による調査では、Webシステムの脆弱(ぜいじゃく)性を悪用した侵入と判断された。同社は今回の対応費用などとして55億円の特別損失を計上する。

 

 画像データは暗号化されており、同社は直ちに内容を閲覧できる状態になったわけではないと説明。ただし、将来的に暗号を解読される可能性は完全には否定できないとしている。

 

 また、同社は運転免許証などの本人確認書類の画像を、会員期間中だけでなく退会後7年間保有していた。今回の問題を受けて保有ルールを変更し、現在保有する画像データを10月末までに削除する方針を示している。