東京都の銭湯料金600円へ 8月から50円値上げ

東京都は2026年7月21日、8月1日から公衆浴場(銭湯)の入浴料金を改定し、大人料金を現行の550円から600円へ50円引き上げると発表した。エネルギー価格や物価高騰による経営環境の悪化を受けた措置で、中人(小学生)は200円、小人(未就学児)は100円に据え置く。
公衆浴場の入浴料金は物価統制令に基づく「統制料金」として都道府県が定めている。今回の改定は学識経験者や浴場組合、消費者の代表によって構成される東京都公衆浴場対策協議会の答申を踏まえたもの。都は燃料費や原材料費、人件費の上昇などにより、公衆浴場を取り巻く経営環境が厳しい状況にあるとしている。
都の大人料金600円は大阪府と並ぶ全国最高水準となる。近隣では埼玉県が2026年4月に550円へ改定したほか、神奈川県は530円、千葉県は550円。全国的には500円前後に設定する自治体が多く、最も安い山形県は300円となっている。
なお、東京都の令和8年度予算案では公衆浴場対策として約12億9,037万円を計上している。