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中野ブロードウェイで2億円腕時計の窃盗事件 逃走の「ラストワンマイル」にLUUP利用

中野ブロードウェイ入口
商業施設「中野ブロードウェイ」

 東京・中野区のサブカル系商業施設「中野ブロードウェイ」にある時計店「TIME WALKER」で2026年8月25日、男2人がハンマーでショーケースを割り、高級腕時計4本、計約2億円相当を奪って逃走した。男のうち1人は電動キックボード「LUUP」を使って現場から逃走した。

 事件は午前11時55分ごろ発生。「不審者がショーケースを割って物を持って逃げた」と110番通報があった。男らは店の入り口付近にあるショーケースを割って腕時計4本を持ち去り、10秒ほどの犯行だったとみられる。当時、店は営業中で関係者5人がいたが、けが人はいなかった。

強盗に遭ったTIME WALKERー東京・中野区
強盗に遭った時計店「TIME WALKER

 男らは20代くらいで身長約170センチ。黒い服と黒い長ズボンを着用し、黒いマスクやサングラスを身につけていた。逃走に使われたとみられる電動キックボードは、その後、現場から350mほど離れた中学校脇の遊歩道で見つかった。テレビ朝日の報道では、車両が「LUUP」であることが確認され、目撃者も男がLUUPで逃走したと取材に答えている。

電動キックボードLUUPを運ぶ男性
捜査員が発見されたLUUPを運ぶ(引用:テレビ朝日・スーパーJチャンネル)

電動キックボードの機動性を逃走に利用

 LUUPはアプリを使い、街中のポートで借り、目的地近くのポートで返却できるシェアモビリティサービス。「特定小型原動機付自転車」に位置付けられ、利用者の交通違反や交通マナーを巡っても、たびたび話題となってきた。

 

 電動キックボードは車体が小さく小回りが利くため、幅の狭い道路でも取り回しやすい。都市部の短距離移動、いわゆる「ラストワンマイル」を補う乗り物として普及してきたが、今回の事件では、その機動性を逃走に利用した形だ。

利用には身分証明書が必要で他人への貸し出し禁止

 LUUPでは電話番号を認証して氏名、生年月日、メールアドレス、決済手段などを登録。電動キックボードを利用するには、運転免許書やマイナンバーカードなどによる16歳以上の年齢確認が必要となる。

 

 LUUPは、登録したアカウントを使った他人への「また貸し」を禁止している。今回の車両を利用したアカウントと運転者が一致していたのかは現時点では分かっていない。登録情報や車両の利用記録が適切に管理されていれば、逃走した男の特定や足取りをたどる手がかりとなり得る。