富山・南砺、「利賀ダム」建設現場巡る15人限定ツアー 2031年完成の巨大インフラを体験

富山県南砺市と五箇山NANTO観光機構は2026年10月2日(金)と11月6日(金)、2031年度の完成を予定する「利賀ダム」の建設現場を巡るツアーを開催する。国土交通省利賀ダム工事事務所の協力を受け、通常は立ち入れない工事現場や製造プラントなどを工事関係者の解説付きで見学する。各日15人限定で、参加費は1万2000円。
ツアーでは、マイクロバスで工事区域に入り、地盤変動域、骨材製造エリア、赤松谷ダムサイト、利賀ダムテラスなど4カ所を約2時間半かけて巡る。ダムサイトでは堤体の基礎掘削などが進む現場を間近で見学する。各現場では地盤対策や施工技術などを解説する。
見学後は「道の駅 井波木彫りの里」で、ツアー限定の「利賀ダムカレー」を提供する。参加者自身が唐揚げや野菜などを配置してダムをつくる仕立てで、トンネル工事で掘り出された「貫通石」や利賀ダムカードを進呈する。
ツアーは両日とも午前9時に「道の駅 井波木彫りの里」を出発し、午後2時ごろ解散する。定員は各日15人。参加費1万2000円。参加申し込みは専用フォームで受け付けている。
高さ112メートル、2031年度完成予定
利賀ダム(国交省資料)は、富山県西部を流れる庄川水系の支流・利賀川に国土交通省が建設している多目的ダム。高さ112メートル、堤頂長255メートルの重力式コンクリートダムで、総貯水容量は3110万立方メートル。洪水調節、正常な流水維持、工業用水の確保を担う。
1993年に建設事業に着手し、2024年8月にはダム本体工事が始まった。2026年2月には工事用道路として延長4963メートルの利賀トンネルが貫通し、現在はダム本体の基礎掘削やコンクリート製造設備、骨材製造設備などの整備が進む。