JR東日本系列の旅行会社、手配旅行で過大請求 年度末監査で発覚、観光庁18日間業務停止処分へ

観光庁は2026年5月26日、JR東日本グループの旅行会社・JR東日本びゅうツーリズム&セールス(東京都墨田区)に対し、旅行業法に基づく行政処分を科すにあたり、6月4日(木)に同庁で聴聞※を実施すると発表した。予定される処分は、同社東北・北海道統括支社での18日間の業務停止。
| ※行政機関における聴聞は、行政機関が重大な不利益処分を行う前に、処分の対象となる事業者などに意見を述べる機会を与える手続き |
観光庁によると、同社は遅くとも2018年度(平成30年度)以降に締結した手配旅行契約で、営業所に掲示した旅行業務取扱料金を超える金額を旅行者から受け取っていた。観光庁はこれが旅行業法第13条第1項第1号に違反するとしている。
よい旅ニュース通信が観光庁に確認したところ、本件は、旅行者から本来の取扱料金を超えて収受した「過大請求」にあたるという。過大請求額は現時点で非公表。差額は、返金義務が生じるとの見解を示した。
発覚の経緯について、同社への電話取材に対し、JR東日本びゅう&ツーリズムは、2025年度末決算に伴なう監査で明らかになり、観光庁に報告したと説明した。
現時点で、同社およびJR東日本の公式サイト上では本件に関する声明は確認できていない。同社では内部調査を進めた上で、聴聞を経て、しかるべき対応を行ってゆくとしている。
JR東日本びゅうツーリズム&セールスは、観光庁長官登録第1135号の第一種旅行業者。JR東日本ダイナミックレールパックや鉄道旅行商品、「大人の休日倶楽部」会員向け旅行商品などを取り扱っている。