黒部峡谷トロッコ電車、3シーズンぶり全線運行再開 今シーズン11月30日まで

黒部峡谷鉄道(富山県黒部市)は2026年10月1日(木)、宇奈月―欅平間の全線運行を3シーズンぶりに再開した。運行は11月30日(月)まで。2024年の能登半島地震で鐘釣橋などが被災し、一部区間で折り返し運行を続けていた。
黒部峡谷鉄道は、宇奈月駅から黒部川沿いを走る全長約20.1キロの観光鉄道。トロッコ電車で終点の欅平(けやきだいら)まで約1時間20分で結ぶ。復旧工事に伴い、9月30日までは路線のほぼ中間にある猫又駅で折り返し運行していた。
欅平駅周辺では復旧工事が続くため、当面、立ち入れるのは駅舎と欅平ビジターセンターに限られる。駅屋上から峡谷を眺められるが、猿飛峡や奥鐘橋、河原展望台・足湯などへは行けない。
事前予約は、欅平行きのみ電話で受け付ける。その他の駅行きは同鉄道のWebサイトからも予約できる。当日券も販売する。
2日(金)には、欅平と黒部ダムを結ぶ「黒部宇奈月キャニオンルート」のツアーも始まる。
キャニオンルート開放、予約制ツアー開始
黒部宇奈月キャニオンルートは、欅平―黒部ダム間の約18キロを結ぶ。当初は2024年6月に一般開放する予定だったが、地震の影響で延期していた。
黒部川第四発電所などの建設に使われてきた工事用ルートを、観光ツアーとして一般開放する。工事用トロッコ電車や竪坑エレベーター、蓄電池機関車、インクラインなどを乗り継ぎ、黒部峡谷と立山黒部アルペンルートを結ぶ。

利用はツアーの事前予約が必要。宿泊を組み合わせた1泊2日の旅行商品をJTBや日本旅行などが販売しており、東京・大阪・名古屋発などがある。